メンテナンスサムネイル

初心者でもできる車のメンテナンス方法6項目をご紹介!

車は、日常の移動手段として私たちの生活に欠かせない存在です。

しかし、日々の運転によって消耗する部分も多く、定期的なメンテナンスが欠かせません。適切なメンテナンスを行うことで、車の寿命を延ばし、安全に長く使用することができます。

メンテナンスというと「専門知識が必要そう」「整備工場に行かなければならない」と思われがちですが、実際には初心者でも自分でできるメンテナンスがたくさんあります。

この記事では、初心者でもできる簡単な車のメンテナンス方法を紹介し、業者に任せるべきメンテナンスや、費用を抑えるためのポイントについても詳しく解説していきます!

目次

車のメンテナンスは必要なの?

車のメンテナンスは、車を安全に、かつ快適に運転するために非常に重要です。日々の運転で車は少しずつ消耗していきますが、その消耗を最小限に抑え、トラブルを防ぐためには、定期的な点検やメンテナンスが欠かせません。

特に以下の3つのポイントで、メンテナンスの必要性が高まります。

安全性の向上

車は多数の部品で構成されており、定期的に点検を行わないと、故障や不具合が発生する可能性があります。

例えば、ブレーキやタイヤの状態を適切に管理していないと、事故につながるリスクが増大します。また、エンジンの不具合やバッテリー切れが走行中に起こると、車が突然停止する危険性もあります。ブレーキパッドの摩耗やタイヤのスリップサインが出ている状態で走行すると、緊急時の制動力が大幅に低下し、事故のリスクが高まります。

また、エンジンオイルやクーラントの不足は、エンジンの過熱や破損を引き起こす可能性があり、最悪の場合エンジンが完全に停止することもあります。こうした問題を回避するためにも、定期的なメンテナンスが必要です。

燃費の向上

メンテナンス不足の車は、燃費が悪化することがあります。

エンジンオイルの劣化や、タイヤの空気圧の不適切さ、フィルターの詰まりなど、これらの小さな問題が積み重なることで、ガソリンの消費量が増える結果となります。定期的に車のメンテナンスを行うことで、車のコンディションを最適に保ち、燃費の向上を図ることが可能です。

車両価値の維持

定期的なメンテナンスを行うことで、車の寿命を延ばし、その価値を維持することができます。

中古車として売却を考えた際にも、きちんとメンテナンスが行われていた車は、査定価格が高くなる傾向があります。メンテナンス記録をしっかりと保管し、整備を行ってきたことを証明できる車は、信頼性が高く評価されます。

以上の理由から、車のメンテナンスは非常に重要です。日常的なチェックや定期点検を怠らずに行うことで、車の性能や安全性を保ち、長く快適に使用することができます。

車のメンテナンスの種類

車のメンテナンスには、「定期的なメンテナンス」と「故障対応のメンテナンス」があります。

定期的なメンテナンスは、メーカーが推奨するメンテナンススケジュールに基づいて実施されるもので、エンジンオイルやブレーキフルードの交換、タイヤのチェック、バッテリーの点検などが含まれます。

これに対して、故障対応のメンテナンスは、車両に不具合が発生した際に行う修理作業です。定期メンテナンスを怠ると、車両の不具合が早期に発生し、修理費用が高額になる場合があります。

定期的なメンテナンスを行うことで、故障対応のメンテナンスの頻度を抑えることができますので、まずは自分ができる範囲での車のメンテナンスを行ってみましょう!

初心者でもできる車のメンテナンス

空気圧チェック

初心者でも簡単に行える車のメンテナンスはいくつかあります。

以下は、車を所有する誰もが知っておくべき基本的なメンテナンス項目です。定期的にこれらの点検を行うことで、大きなトラブルを回避し、車の状態を良好に保つことができます。

エンジンオイルのチェックと交換

エンジンオイルは、エンジン内部の摩擦を軽減し、スムーズな動作を保つために必要不可欠です。

オイルが古くなると粘度が低下し、エンジンの摩耗や燃費の悪化を引き起こす可能性があります。定期的にオイルの量と汚れ具合を確認し、不足している場合や黒ずんでいる場合は、早めに交換を行うことが重要です。

チェックの方法:
1.エンジンが冷えている状態で、ボンネットを開けます。
2.エンジンオイルのゲージを引き抜き、布などで拭き取ります。
3.再びゲージを挿入し、再度引き抜いてオイルの量と色を確認します。

タイヤの空気圧と溝のチェック

タイヤの空気圧が適正でないと、燃費が悪化するだけでなく、タイヤの摩耗が早まったり、最悪の場合にはバースト(破裂)する可能性もあります。また、タイヤの溝が浅くなると、雨の日のグリップ力が低下し、スリップ事故のリスクが増加します。

月に1度はタイヤの空気圧を確認し、必要に応じて調整しましょう。空気圧は、車のドア内側や取扱説明書に適正値が記載されています。

チェックの方法:
1.タイヤのエアバルブのキャップを外します。
2.エアバルブの口にホース先端のノズルを当てます。
3.エアタンク上部の圧力計で空気圧を確認します。
4.車両指定空気圧よりも空気圧が低い場合は「+」ボタン、高い場合は「-」ボタンを押します。

バッテリーの点検

バッテリーは、車の電装系を動かすために必要不可欠な部品です。

バッテリーが劣化すると、エンジンがかからない、電装品が正常に作動しないなどの問題が発生します。バッテリーの寿命は一般的に3〜5年ですが、定期的な点検とメンテナンスが推奨されます。

チェックの方法:
1.バッテリーの電圧をチェックするためのサーキットテスターを使用します。
2.エンジン停止時は12.6V、エンジン回転時は13.5V~14.7Vが正常値です。
3.数値が異常な場合は業者に連絡してみましょう。

ライトやウィンカーの点灯確認

ヘッドライトやウィンカー、ブレーキランプなどのライト類が正しく点灯しているかどうかを定期的に確認しましょう。

これらが正常に動作していないと、夜間の運転が危険になったり、他の車両に自分の行動を伝えられず、事故のリスクが高まります。

また、ライトやウィンカーが付かないまま運転をしていると、交通違反にもなってしまいますので電球が切れている場合は、すぐに交換しましょう。

ワイパーのゴムの交換

ワイパーは雨の日や雪の日の視界を確保するために重要です。

ゴムが劣化すると、拭き取りが悪くなり、視界不良を引き起こします。ワイパーのゴムは1年に1回程度の交換が理想で、雨の降り始めに水滴がスムーズに除去されない場合や、ゴムにひび割れが見られる場合は交換を行いましょう。

エアフィルターの清掃または交換

エアフィルターは、エンジンに送る空気を清浄化する役割を果たしています。

エアフィルターが汚れていると、エンジンの効率が低下し、燃費が悪くなる原因になります。取扱説明書に基づいて、定期的にフィルターを取り外して清掃し、必要に応じて交換しましょう。

業者に依頼すべきメンテナンス

業者メンテナンス

一方で、初心者には難しい、または専門的な知識や道具が必要なメンテナンスもあります。これらの作業は、無理をせず業者に依頼するのが安全です。

ブレーキの点検と交換

ブレーキは車の安全性に直結する非常に重要な部分です。

ブレーキの異音や、ブレーキを踏んだ時の違和感を感じた場合、早急に点検を行う必要があります。ブレーキパッドの交換や、ブレーキフルードの交換は、専門的な技術が必要となるため、業者に依頼するのが一般的です。

エンジン内部の点検や修理

エンジン内部は高度な知識と技術が求められる部分です。
無理に自分でどうにかしようとすると余計に悪化してしまう可能性すらあります。

エンジンから異音がする、出力が低下している、燃費が悪化しているなどの症状がある場合は、専門業者に診断を依頼しましょう。また、冷却液やベルトなどの部品も定期的に交換が必要です。

車検や大規模な整備

車検は法律で定められた車両の総合点検です。

定期的に車検を受けることで、安全に運転できる状態を確認することができます。車検時には、エンジン、ブレーキ、タイヤ、ライトなどの主要な部品が点検され、必要に応じて交換や修理が行われます。

車検や大規模な整備は、必ず専門の整備士に依頼する必要があります。

ボディのコーティングや錆止め

車のコーティングをすることで車を長く安全で綺麗な状態に保つことができます。

長年乗っていると特に沿岸部では車は錆びやすくなってしまいます。また、日々の運転で飛び石などで細かい傷もつきやすいため、1年に1度はボディーのコーティングや錆止めをしてあげることで、防ぐことができます。

東北で錆止めやコーティングをするならスペシャルワン株式会社がおすすめです。
https://specialoneinc.co.jp/

スペシャルワン株式会社の防錆剤ラストムーンを車の下回りに施工した事例記事になります。

車のメンテナンスはどこに任せる?

車のメンテナンスを依頼する際、いくつかの選択肢があります。
それぞれの強みや弱みがあるので比較検討してから決めるようにしましょう。

ディーラー

車を購入したディーラーに依頼する場合、純正部品を使用し、車種に精通した整備士が対応してくれるため安心感があります。特に新車だと手厚いサポートがついている場合があります。しかし、価格は比較的高めになる傾向があります。

民間の整備工場

民間の整備工場では、ディーラーよりもリーズナブルな価格でメンテナンスを受けられることが多いです。特に地域に根付いた工場は、顧客との信頼関係を大切にしており、長く付き合えるケースが多いです。

カー用品店のメンテナンスサービス

カー用品店では、オイル交換やタイヤ交換、バッテリー交換など、簡単なメンテナンスを低価格で提供しています。深刻な修理が必要な場合には、専門の整備工場に依頼する必要がありますが、日常的なメンテナンスを安価で行うには便利です。

車のメンテナンス費用の相場

車のメンテナンス費用は、作業内容や使用する部品によって異なりますが、一般的な相場は以下の通りです。

エンジンオイル交換:3,000円〜6,000円
タイヤ交換:1本あたり5,000円〜10,000円
バッテリー交換:10,000円〜30,000円
ブレーキパッド交換:10,000円〜20,000円
ワイパーゴム交換:2,000円〜3,000円

車のメンテナンスは、定期的に行うことが推奨されるため、長期的に考えると費用は積み重なっていきます。そこで、メンテナンス費用を抑えるための工夫が重要となります。

車のメンテナンス費用を抑えるためにやるべきこと

車のメンテナンス費用を抑えるためには、いくつかの工夫をすることが可能です。

定期的な自己チェックを習慣化する

自分でできる範囲のメンテナンスをこまめに行うことで、故障を未然に防ぎ、大規模な修理が必要になるリスクを減らすことができ、出費を最小限に抑えることができます。簡単な作業でも、車の状態を把握することが重要です。

壊れる前に未然に予防することが一番です。

割引クーポンを活用する

整備工場やディーラーでは、定期的に割引キャンペーンやクーポンを提供していることがあります。こうした機会を活用することで、メンテナンス費用を抑えることができます。

毎年定期的にメンテナンスすると思いますので、業者のサイトやInstagram情報などチェックしておくといいでしょう。

無駄な運転を避ける

急加速や急ブレーキなど、車に負荷をかける運転は、車の消耗を早める原因となります。

穏やかな運転を心がけることで、部品の寿命を延ばしメンテナンス頻度を減らすことができます。安全運転にも繋がるので一石二鳥ですね。

専門家に依頼する際のポイントとコツ

業者に相談

メンテナンスを自分で行うことも可能ですが、専門的な知識や工具が必要な作業については、信頼できる専門家に依頼するのが一般的です。ここでは、車のメンテナンスを専門家に依頼する際のポイントやコツについて詳しく解説します。

信頼できる整備工場やディーラーを選ぶ

車のメンテナンスを専門家に依頼する場合、まずは信頼できる整備工場やディーラーを選ぶことが重要です。

口コミやレビューを参考にするだけでなく、認定資格や実績を確認することも大切です。自動車整備士の資格を持っているかどうか、そしてその工場がメーカーの認定工場であるかどうかも、信頼性を測るポイントです。

ディーラーはメーカーの指導を受けた整備士が作業を行うため、特に新車のメンテナンスには適しています。

依頼する前に車の状態を把握する

メンテナンスを依頼する前に、自分の車の状態をできる限り把握しておくことが重要です。

車に異音がする、ブレーキの効きが悪い、燃費が急に悪くなったなど、気になる症状を事前にメモしておくことで、整備士に具体的な情報を提供できます。また、車の取扱説明書に記載されている推奨メンテナンススケジュールに基づいて、どの部分のメンテナンスが必要かを確認しておくと、無駄な修理を避けることができます。

見積もりをしっかり確認する

メンテナンスや修理を依頼する際は、必ず事前に見積もりをもらい、内容をしっかり確認することが大切です。

見積もりには、作業内容や部品代、工賃が含まれているかを確認し、納得できる金額かどうかを判断します。また、見積もりに含まれていない追加の作業が発生した場合は、事前に連絡をもらうように依頼することで、不意の高額な請求を防ぐことができます。複数の整備工場に見積もりを依頼し、比較することも効果的です。

アフターケアの確認

修理やメンテナンスが完了した後のアフターケアについても確認しておくことが重要です。

例えば、修理後に問題が再発した場合の保証や、定期点検の割引サービスなど、整備工場によっては様々なアフターケアが提供されています。特に高額な修理の場合、保証期間や保証範囲をしっかり確認しておくことで、万が一のトラブルに備えることができます。

コミュニケーションの取り方

整備士とのコミュニケーションも、メンテナンスを成功させるための重要な要素です。

車の状態や修理内容について、専門用語を使わずにわかりやすく説明してもらえるかどうかは、信頼できる整備士の判断基準の一つです。また、疑問点や不安な点があれば遠慮せずに質問することが大切です。信頼できる整備士は、丁寧に対応してくれるはずです。

車の寿命を延ばすための総合的なメンテナンス

車は長期的に利用するために設計されていますが、その寿命をできるだけ延ばすためには、定期的なメンテナンスと適切なケアが必要です。

日常的なメンテナンスから専門的な点検まで、幅広い取り組みを行うことで、車のパフォーマンスを最適化し、修理の頻度を減らし、寿命を最大限に延ばすことができます。

ここでは、車の寿命を延ばすために行うべき総合的なメンテナンスについて詳しく解説します。

定期的なオイル交換

エンジンオイルは、エンジンの寿命に大きく影響するため、定期的な交換が必要です。

エンジン内部の摩擦や熱を抑えるために、潤滑剤として機能しますが、時間が経つと汚れや酸化によって性能が低下します。メーカーの推奨する交換時期に従い、定期的にオイルを交換することで、エンジンを保護し、エンジン内部の部品の摩耗を防ぎます。

また、オイルフィルターも同時に交換することで、汚れたオイルが再びエンジンに循環しないようにすることが重要です。

タイヤの定期点検と交換

タイヤは車の走行において非常に重要な役割を果たしており、その状態が車両の寿命や安全性に直接影響します。タイヤの溝が減っていたり、空気圧が低下している場合、車の燃費が悪化するだけでなく、走行時の安全性も低下します。

タイヤの空気圧は定期的にチェックし、適切な圧力に保つことが必要です。また、一定の走行距離ごとにタイヤの位置をローテーションすることで、摩耗を均一にし、タイヤの寿命を延ばすことができます。

ブレーキシステムのメンテナンス

ブレーキは車の安全性を維持するために最も重要なシステムの一つのため、異変を感じたら必ず対処しましょう。

ブレーキパッドが摩耗すると制動距離が長くなり、緊急時に十分な制動力を発揮できなくなる可能性があります。ブレーキパッドの厚みを定期的に確認し、必要に応じて交換することが大切です。また、ブレーキフルードも劣化するため、定期的に交換する必要があります。ブレーキシステムの健全性を保つことは、車両の寿命だけでなく、乗員の安全にも直結しています。

冷却システムの点検

エンジンが過熱すると、深刻な損傷を引き起こす可能性があります。

冷却システムは、エンジンが適切な温度で作動するようにするための重要なシステムです。クーラントのレベルや品質を定期的にチェックし、必要に応じて交換することが推奨されます。また、ラジエーターやホースの状態を確認し、漏れや劣化が見られる場合は早めに修理を行うことで、エンジンのオーバーヒートを防ぐことができます。

バッテリーと電装系のメンテナンス

現代の車は、多くの電子機器を搭載しているため、電装系のメンテナンスも非常に重要です。

バッテリーの劣化は、エンジンの始動不良や、各種電子システムの故障を引き起こす可能性があります。バッテリーの電圧や接続部分の腐食を定期的に確認し、必要に応じて交換することが推奨されます。また、オルタネーター(発電機)が正常に動作しているかも確認し、異常があれば早めに修理することが必要です。

定期的な洗車とボディケア

車の外観もメンテナンスの一部と考えられます。

定期的な洗車は、塗装やボディを保護し、長期間にわたって美しい状態を保つために重要です。特に冬季は、路面にまかれた塩が車の下部に付着し、錆びや腐食を引き起こす原因となるため、頻繁に洗車を行い、ボディを清潔に保つことが推奨されます。また、コーティングなどを使用することで、塗装の劣化を防ぎ、車の美観を維持することができます。

車のメンテナンス方法 まとめ

車のメンテナンスは、安全運転を維持し、車の寿命を延ばすために欠かせない重要な作業です。

初心者でもできるメンテナンスとして、エンジンオイルやタイヤ、バッテリー、ライトなどの基本的なチェックを行うことで、日常的なトラブルを未然に防ぐことができます。また、ブレーキやエンジン内部の点検、車検といった専門知識が必要な部分は、自分でなんとかしようと無理をせずに業者に依頼することが安全です。

メンテナンス費用の相場を把握し、ディーラーや整備工場、カー用品店のサービスを上手に活用することで、費用を抑えながら適切なメンテナンスを行うことが可能です。

日常的な自己チェックや定期的なメンテナンスを習慣化することで、結果的に大きな修理や故障を回避し、コストを抑えつつ車のパフォーマンスを保つことができます。ぜひ、自分の車のメンテナンスを意識的に行い、安全で快適なカーライフを楽しんでください。

以下は車や車のケアに関するおすすめの記事となっています。
愛車を長い期間綺麗で安全に運転するためにも、ぜひこれらの記事も合わせてお読みください。

車に入れておきたい防災グッズについて

セルフで車を洗車するやり方について

車が錆びてしまうメカニズムについて

車の暑さ対策 。快適に過ごす方法や専用グッズなどについて

関連記事一覧