
ルーフトップテントを買う前に知っておきたい知識を徹底解説!
ルーフトップテントって何?
ルーフトップテントは、車の屋根に設置するタイプのテントで、キャンピングカーのような機能を手軽に追加できるアウトドアアイテムです。SUVやミニバン、軽自動車など、さまざまな車種に対応しており、キャンプや車中泊をより快適に楽しめる点が魅力です。
ルーフトップテントを使うと以下のようなメリットがあります。
- 地面の状態を気にせず設営できる(雨・泥・岩場でもOK)
- ワイルドなキャンプ体験ができる
- 居住スペースを有効活用できる
ルーフトップテントの種類
ルーフトップテントには、大きく分けて ハードシェルタイプ と ソフトシェルタイプ の2種類があります。それぞれの特長やメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
ハードシェルタイプ

写真参照:BAMACAR
ハードシェルタイプは、頑丈な樹脂製やアルミ製のシェル(外殻)で覆われたルーフトップテントです。四角いボックス型や流線型のデザインが多く、車のルーフにしっかりと固定されるのが特徴です。
メリット
- 設営・撤収が簡単(30秒~1分で完了)
ハードシェルタイプは、ガススプリングや油圧シリンダーの補助で簡単に開閉できるものが多く、展開や収納が非常にスムーズです。夜遅くに到着した場合や急な雨の時でも、すぐに準備が整います。 - 防水性・耐久性が高い
シェル部分が頑丈なため、雨風をしっかり防げます。また、紫外線や砂埃の影響を受けにくく、長期間使用しても劣化しにくいのが特徴です。 - 空気抵抗が少なく走行時の安定性が高い
低くスリムなデザインのものが多いため、高速走行時の空気抵抗が抑えられ、燃費への影響も比較的少なめです。
デメリット
- 価格が高い(20万円~50万円以上)
高品質な素材やシェル構造が採用されているため、一般的なテントよりも高価です。特に有名ブランドや高性能モデルになると50万円以上するものもあります。 - 重量がある(50~100kg以上)
ハードシェルタイプはしっかりとした構造のため、重量が増えがちです。車のルーフの耐荷重や取り付けるルーフラックの強度を考慮する必要があります。重いため、一度設置すると頻繁に取り外すのは難しいことが多いです。
ソフトシェルタイプ

写真参照:KK-GNL
ソフトシェルタイプは、折りたたみ式のキャンバス地でできたルーフトップテントで、開くと屋根と床が形成される構造になっています。展開すると大きなスペースを確保できるものが多いです。
メリット
- 比較的安価(10万円~30万円程度)
ハードシェルタイプに比べて価格が抑えられており、初めてルーフトップテントを購入する人にも手が届きやすいです。 - 軽量で収納性が高い(40~70kg程度)
シェル部分がないため比較的軽く、車の屋根に負担をかけにくいです。折りたたむとコンパクトになるため、車の高さを抑えやすく、普段の走行にも影響が少なくなります。 - 室内空間が広め
横に展開するタイプが多く、寝るスペースを広く確保しやすいのが特徴です。ファミリーや複数人での使用にも適しています。
デメリット
- 設営・撤収に時間がかかる(5~10分)
折りたたんだ状態から広げるにはポールを立てたり布を整えたりする必要があり、手間がかかります。慣れるとスムーズにできるようになりますが、ハードシェルに比べると時間が必要です。 - 悪天候時の耐久性が低め
生地の素材によっては、強風や大雨に弱い場合があります。防水加工が施されているものもありますが、長時間の雨では水が染み込む可能性があるため、レインフライ(防水カバー)を追加するなどの対策が必要です。 - 畳んだ後の収納に注意が必要
雨や夜露で濡れた状態で収納するとカビや臭いの原因になるため、帰宅後にしっかりと乾燥させることが求められます。
ルーフトップテントを買う前に確認すること
ルーフトップテント可能か車両の積載能力を確認
ルーフトップテントは重いため、車の 最大積載重量(ルーフの耐荷重) を必ず確認してください。一般的には 動的耐荷重(走行時)と 静的耐荷重(停車時)があり、テントと人の合計重量が許容範囲内である必要があります。
ルーフラックが必要か確認
ルーフトップテントを取り付ける際、多くの車では専用のルーフラック(キャリア)が必要となります。特に、純正のルーフレールだけでは対応できない場合もあるため、事前に確認しましょう。
また、ルーフラックの耐荷重は重要なポイントです。走行時や就寝時の安全性を確保するため、テント本体や積載する荷物を含めた総重量に十分耐えられるものを選びましょう。
設営・撤収のしやすさ
キャンプ場で設営や撤収の手間を省きたい場合は、ハードシェルタイプのルーフトップテントがおすすめです。展開や収納がワンタッチで簡単に行えるため、時間を節約できます。
一方で、ソフトシェルタイプは広々とした居住スペースを確保できるのが魅力ですが、設営や撤収に時間と手間がかかるため、使用シーンや好みに合わせて選びましょう。
収納時の高さと風の影響
ルーフトップテントを装着すると、車高が大幅に高くなるため、立体駐車場や高さ制限のある施設に入れない場合があります。事前に駐車場や通行ルートの制限を確認しておくと安心です。
また、走行中は車体の空気抵抗が増え、燃費の悪化や横風の影響を受けやすくなります。長距離移動や高速道路を利用する際は、特に運転感覚の違いに注意しましょう。
おすすめの人気ルーフトップテント3選
車の屋根が”住み家”に早変わりするルーフトップテント。
おすすめのメーカーのルーフトップテントを3つご紹介していきます。
- iKamper(アイキャンパー):広々とした居住空間とデザイン性が魅力
- Thule(スーリー):高品質なハードシェルモデルが人気
- DARCHE(ダーシュ):耐久性と防水性に優れたモデルを展開
【iKamper SKYCAMP 3.0】車上テントの進化系!快適性&設営の手軽さが魅力

キャンプ好きの間で注目を集める「車上テント」。その中でも iKamper(アイキャンパー) の「SKYCAMP」シリーズは、利便性と快適性を兼ね備えたハイエンドモデルとして人気です。
設営はたったの60秒!驚くほど簡単な展開システム
キャンプギアを選ぶとき、設営の手間は重要なポイント。SKYCAMP 3.0 は、わずか60秒で展開 できる設計になっており、「到着したらすぐに寝床が完成!」という手軽さが魅力です。
従来のテントはペグ打ちやポールの組み立てに時間がかかりますが、SKYCAMP 3.0なら ハードシェルを開くだけ で設営完了。キャンプ初心者でも簡単に扱えるので、設営に手間取るストレスとは無縁です。
広々とした室内空間&快適な寝心地
「車上テントって狭そう…?」 と思っている人も多いのでは?実はSKYCAMP 3.0、驚くほど広々とした室内空間を確保しています。
- 展開時のサイズは 230×196cm で、大人3~4人が余裕で就寝可能
- 厚さ9cmの高密度マットレス付きで、地面の凹凸や冷気の影響を受けにくい
- テント内の天井が高く、圧迫感が少ない設計
特に寝心地の良さは、普通の地面設置型テントとは段違い。ふかふかのマットレスが標準装備されているため、エアマットやコットを別途用意する必要がなく、快適な睡眠が約束されます。
全天候型!どんな環境でも快適に過ごせる
「車上テントって天候の影響を受けやすいのでは?」 と思うかもしれませんが、SKYCAMP 3.0は天候に強い設計になっています。
- 厚手の150Dポリオックスフォード生地 で、耐水圧は驚異の3000mm
- ハードシェル部分は 強化FRP(繊維強化プラスチック) 製で耐久性抜群
- メッシュウィンドウ付きで、夏は風通し良く、冬はしっかり防寒
突然の雨や強風にも負けず、一年を通して快適に過ごせるのが大きなメリットです。
デザイン&カスタマイズ性も◎
キャンプギアは 「カッコよさ」 も大事なポイントですよね。SKYCAMP 3.0は、スタイリッシュなデザインも魅力のひとつ。
また、専用の 「Awning(オーニング)」 や 「Annex(アネックス)」 を追加すれば、リビングスペースを拡張可能。ソロキャンプからファミリーキャンプまで、用途に合わせてカスタマイズできるのも嬉しいポイントです。
iKamperはこんな人におすすめ!
■ 設営の手間を最小限にしたい人(ワンタッチで簡単に展開可能)
■ 広々としたスペースが必要な人(大人4人が就寝できるモデルも)
■ 家族キャンプやグループキャンプを楽しみたい人(大型&快適設計)
■ デザイン性と機能性を両立した高級モデルを求める人

スペシャルワン仙台支店ではこのiKamper SKYCAMP 3.0を展示しております。
実際にサイズ感や構造、触り心地や設置のしやすさなど体験していただくのが一番かと思います。
ぜひお気軽にお越しください。
【Thule Approach】高品質&簡単設営!ハードシェルルーフトップテントの決定版

写真参照:Thule
アウトドアをもっと快適に楽しみたい人に人気の「ルーフトップテント」。
中でも Thule(スーリー) の「Approach」シリーズは、設営のしやすさと耐久性を兼ね備えたハードシェルタイプとして、多くのキャンパーに支持されています。車の上に展開することで地面のコンディションに左右されず、快適な眠りと安全性を確保できるのが魅力です。
ハードシェルタイプの高い耐久性と防水性能
Thuleのルーフトップテントは、頑丈なハードシェル構造を採用しており、強風や豪雨にも耐えられる設計になっています。
アルミニウムや強化プラスチックを使用したシェルは、軽量ながらも耐久性が高く、長期間の使用に耐えうる仕様です。さらに、テント生地には防水加工が施されており、悪天候時でも快適に過ごせます。
設営が驚くほど簡単な展開システム
こちらもiKamper同様、ハードシェルを開くだけ で設営完了。ガススプリングの補助により、力を入れずに簡単にセットアップできるため、初心者でもストレスなく扱えます。
高い居住性と快適な睡眠環境
Thuleのルーフトップテントには、高密度フォームマットレスが標準装備されており、地面の凹凸を気にせず快適な睡眠が可能です。また、広々とした内部空間や大きなメッシュ窓を備えており、通気性が良く夏場でも快適に過ごせます。
さらに、窓には遮光性の高いカバーが付いているため、プライバシーを確保しつつ朝日を防ぐこともできます。
Thuleはこんな人におすすめ!
■ 信頼性の高いアウトドアブランドのテントが欲しい人(Thuleはカーキャリアのトップブランド)
■ シンプルで使いやすいルーフトップテントを探している人
■ コンパクトで軽量なモデルが欲しい人(他ブランドより軽め)
■ SUVやワゴン車に合わせやすいデザインを求める人
【DARCHE Hi-View】耐久性と快適性を兼ね備えたオールラウンドルーフトップテント

写真参照:DARCHE
オフロードや長期キャンプでも快適に過ごせるルーフトップテントを探しているなら、DARCHE(ダーシュ)の「Hi-View(ハイビュー)シリーズ」がおすすめです。
耐久性・防水性・快適性をバランスよく備えたモデルで、過酷な環境でも安心して使用できます。
優れた耐久性!過酷な環境でも安心
DARCHEのHi-Viewシリーズは、オーストラリアの厳しい環境下でテストされたタフな作りが特徴。強風や豪雨、砂漠の過酷な気候にも耐えられる頑丈な設計が魅力です。
- 高密度リップストップポリコットンキャンバス(260gsm~420gsm)を採用し、摩耗や破れに強い
- 頑丈なアルミフレームで、強風時の安定性を確保 ダブルステッチ&補強済みの縫い目で耐久性アップ
- 耐水圧1500mm以上の生地を使用し、大雨でも浸水の心配なし
このタフな構造により、Hi-Viewシリーズは過酷な環境でも長年にわたって使用できる信頼性の高いモデルとなっています。
快適な居住空間&優れた通気性
DARCHE Hi-Viewシリーズは、ただタフなだけでなく、キャンプ時の快適性にも優れています。
- 広々とした室内空間(展開時のサイズは1400mm / 1600mm / 1800mmの3種類)で、ソロからファミリーまで対応
- 厚さ50mmの高密度フォームマットレスを標準装備し、快適な寝心地を実現
- 大型メッシュウィンドウを採用し、通気性が抜群&虫の侵入を防止
- サンルーフ付きで、星空を眺めながらリラックス可能
特にメッシュウィンドウは、結露を抑えつつ夏場の熱気を逃がし、冬はしっかりと冷気をブロックしてくれるため、オールシーズン快適に過ごせます。
アネックスルーム付きで拡張性◎
Hi-Viewシリーズにはアネックスルーム(サイドルーム)が標準装備されており、居住空間をさらに広げることが可能です。
- リビングスペースや着替えスペースとして活用可能
- 雨の日でも安心して荷物を収納できる
- ジッパーで簡単に取り外しができ、用途に応じてカスタマイズ可能
この拡張性の高さが、Hi-Viewシリーズが多くのキャンパーに選ばれる理由のひとつです。
DARCHEはこんな人におすすめ!
■ 過酷な環境でも使えるタフなルーフトップテントを探している人(オーストラリアのアウトバック仕様)
■ 防水性&耐久性を最優先したい人(豪雨や強風でも安心)
■ オフロードや長期キャンプを楽しみたい人(頑丈で長く使える)
■ 無骨でワイルドなデザインを好む人
まとめ ルーフトップテントを買う前に知っておきたい知識を徹底解説!
ルーフトップテントは、キャンプの自由度を高め、車中泊をより快適に楽しむための便利なアイテムですが、購入前にしっかりと特徴や注意点を把握することが重要です。
ハードシェルとソフトシェルの違いを理解し、自分の使用スタイルや車両に合ったタイプを選びましょう。また、積載可能重量やルーフラックの有無、走行時の影響なども考慮することで、より快適で安全なキャンプを実現できます。
購入前にはレンタルやアウトドアショップで実物を確認し、設営のしやすさやサイズ感をチェックするのがおすすめです。長く愛用するためにも、お手入れや収納時の注意点を忘れずに。
ルーフトップテントを上手に選んで、大自然の中で快適で贅沢な時間を楽しみましょう!