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パッシング

パッシングって何?教習所で教えてくれない車の「パッシング」を解説!

車を運転していた時に、対向車や後続車からヘッドライトをチカチカとパッシングされたことはありませんか?

やりすぎると煽り運転の原因ともなりますが、車を運転するドライバー同士のコミュニケーションツールとして使われていることも多いです。

正しい使い方や意味を理解してより安全な運転をしていきましょう!

パッシングとは?

パッシングとは、車のライトを複数回チカチカと点滅させて相手の車に何かしらのサインやメッセージを送るための合図です。

主にヘッドライトを使い、2回程点滅させます。危険を防ぐ役割もあり、事故を防く手段にもなります。最近ではやハザードランプを代用することも増えています。

法律上決まったルールは特になく、運転手同志の暗黙のルールとなっているためスムーズなコミュケーションで安全な運転をするためにもパッシングの意味や使い方を知っておくと便利です。

パッシングの意味・よく使うシーン

ライト

パッシングには様々な意味があります。
わかりやすく説明するためにパッシングする側目線で説明していきます。

対向車に道を譲る

交差点で使うことが多いです。信号機がなく、どちらも同じ方向に曲がりたい場合や、自分は右折したいが対向車は真っ直ぐ通りたい時にどちらが先に走るか悩むことがあります。

そんな時に「お先にどうぞ」という意思を伝えるのがヘッドライトでのパッシングです。2回ほどパッシングをしてあげれば相手に意図が伝わります。

前の車にスピードを上げてほしい、追い越ししたい意図を伝える

道路が一本しかなく、前を走る車があまりに運転が遅い時などに「スピードを上げてほしい」、もしくは「追い越しさせてほしい」と伝える時にヘッドライトを2〜3点滅させて使います。

スピードを上げてくれるドライバーもいれば、スピードを出したくないので道を譲れるスペースができた時に譲ってくれるドライバーもいます。

しかしあまりやりすぎると煽り運転になるので気をつけましょう。

対向車にハイビームが眩しいと伝える

夜間運転する場合はハイビームが基本ですが、前に車がいてすぐ近くを運転したり信号で停車している時はロービームにするのがルールです。

停車中に対向車のハイビームが眩しい時は、ヘッドライトを2〜3点滅させ「眩しいです」とメッセージを送ることができます。

割り込んで車にやめてほしいと伝える

車間距離が取れていないスペースに割り込んでくるドライバーの方って時々いますよね。そういった時に「今は私の車の前にあなたの車は入れられません」とヘッドライトでパッシングしてあげましょう。

それで通じるドライバーであればそれでOK。それでもなお危険なのにも関わらず突っ込んでくるドライバーに対してはクラクションを鳴らしましょう!

歩行者がいると伝えて注意を促す

対向車側からは死角になっていて歩行者が見えない場合があります。そんな時はヘッドライトで「注意して」とパッシングをして注意を促してあげましょう。

歩行者がいるかはそのサインで伝わらなかったとしても、何かあると思って徐行運転をしてくれるかもしれません。ドライバー同士事故を起こさないために、お互いに助け合って運転をしていきましょう!

道を譲ってもらった時にお礼を伝える

道を譲ってもらった時など「ありがとう」とお礼を伝えたい時にハザートランプを点滅させます。これは幻滅にはパッシングではありませんが、これはよく使われるので覚えておきましょう。

追い越した後に後ろの車にお礼をするので、ヘッドライトではなくハザートランプを2回ほど点滅させます。あまり長くやりすぎると停車したいのかと間違われるので3回以上はやらないようにしましょう。

パッシングされた時の注意またはパッシングの注意点など

ヘッドライト

やりすぎには注意。トラブルの引き金になることも

いろんなメッセージを伝えられるパッシングですが、やりすぎると喧嘩を売られているのかと思われて思わぬトラブルになる場合があります。

中でも追い越ししたい、スピードを上げてほしい時に使うパッシングは相手へ緊張感を与え普段通りの運転ができず、事故につながる可能性もあります。

車間距離は一定以上確保した上で、パッシングは最小限に留めましょう。

手信号やアイコンタクトの方が良い場合もある

道を譲る時にヘッドライトでのパッシングをご紹介しましたが、中にはパッシングのやり方がわからない方もいますし、対向車との距離が近い場合はライトは逆に見づらい場合があります。

その時は手で「どうぞ」と表現をしたり、譲ってもらった時は会釈をする方が気持ちが伝わりやすいです。

本当に危ない時はクラクションの方がわかりやすい

前方の車が危ない運転をしていた時、ヘッドライトでパッシングをするかどうか悩むかもしれません。

しかしそういった運転をしている人は後続車のライトのことまで気が回っていないことがほとんどです。危険だと思った時はクラクションを鳴らして音で知らせましょう!ライトよりも音の方が危機感を伝えやすいです。

パッシングのまとめ

パッシング車

パッシングの知識は身につきましたか?

必要に応じてヘッドライトでのパッシングやハザードランプを使ってドライバーへメッセージを伝えてみましょう。やり過ぎには気をつけながらドライバー同士意思疎通をしながら安全な運転をしていきましょう。

自分がパッシングをされた時には焦らずにまずは周りの状況を確認して、相手が何を伝えたいのか冷静に考えてから行動するようにしましょうね!

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