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ペイント車

車の改造どこまで法律的に可能?不正改造を防ぐための基本知識

改造車と聞くと良くないことをしているのでは?と思う方もいるかもしれませんが、きちんとルールの範囲内であれば改造は可能です。

車を改造する前に改造車の基準や、法律などのルールを確認しておきましょう。知らない間に違反を犯してしまう場合があります。一緒に確認していきましょう!

改造車の基準とは?

改造するところ

改造車とは、メーカーで作られた自動車の形に手を加えてパーツや車体などを変更や加工して改造をした車のことを言います。

世間一般でイメージするのは車全体を派手に改造した車だと思いますが、一部分を改造してもそれは改造車とみなされます。車を購入した後に自分でパーツをいじれば改造車ということになるんです。

ペイントなど運転に影響しない改造

改造にも大きく分けて2種類あります。

一つはボディへのペイントなど運転に影響しない改造です。
見た目を自分好みのものに変えるもので、特に何も制限はありません。世界で1台だけの自分だけの車を作りたいならペイント改造がおすすめです。

車高やマフラーを変えたり運転に影響する改造

車高やマフラーなど運転性能に影響を与える改造が2つ目です。
少し手を加えるだけで車の持っている性能をさらに引き上げることができます。本格的な改造をしてみたい人におすすめの改造です。

こちらの改造にはさまざまな規定がありますので、記事後半の違法な車の改造例を参考にしてください。

不正改造で罰金の支払いが求められるケースとは

改造

不正改造は、自動車の改造やパーツの交換や取り付け、取り外しなどによって安全に運転ができなくなった車のことです。具体的には、保安基準に満たしていない車を不正改造車のことで、罰金や違反切符を切られることとなります。

当てはまらない場合はきちんと車検も通ります。国で定められたルール内で改造すれば問題ありません。

罰金の金額と違反点数

保安基準に適合しないような不正改造行為を行った場合、法律違反となり6ヶ月以下の懲役または30万以下の罰金が科せられます、というのが基本的な考え方です。

ただ現実は程度によりますがすぐに懲役や多額の罰金になることは少なく、整備命令を出されて期日内に直して見せに行けば解決することもあります。もし直して見せに行かなかった場合は最大6ヶ月の自動車の使用停止や自動車検査証及びナンバープレートを没収されるようです。

とはいえ懲役や多額の罰金になるかならないかは正直その時の警察官次第とも言えるでしょう。無意識に違反して後で後悔しないためにも違法な改造について詳しく知っていきましょう。

法律違法な車の改造例

灯火類の灯色の変更

灯火の色を変更することは違法な改造とされます。

ヘッドライトは白色のみと決まっており、黄色のバルブを使ったりして他の色に変更すると不正改造とみなされ車検も通りませんし、公道を走ると取り締まれてしまいます。

見た目は青色ライトに見えるけれど実際の光は白色などの場合は問題はありません。取り締まられるのは実際の光が白く光れば問題はありません。

制動灯、方向指示器は色が決まっているので、既定カラーから変更することはできません。

運転席、助手席の着色フィルムの貼り付け

後部座席とリアガラスについては特に制限がなく、濃いスモークガラスなどを使っても問題ありません。

しかし運転席と助手席、フロントガラスについては一定の制限があります。ほとんど外から状況を確認できないような濃い着色フィルムやスモークガラスは使用できません。

ただ法律的には可視光線透過率が70パーセント以上のものであれば違法ではないので使用することができます。可視光線透過率が70パーセント以上のものでも警察に指摘されて、実際に貼った後測ってみたら数値が下回っていた場合は不正とみなされます。

規格外ウイングの取り付け

スポーツカーによく見られるリアウイングですが、規格外のウイングの取り付けはNGです。

以下に当てはまるウイングは取り付けることができません。

  • 側方へ向けて翼の形状をしている
  • 不安定な取り付け
  • 鋭い突起がある
  • 最外側、最後端となっている

不適合のマフラーの取り付け、消音器の取り外し

消音器を取り外してしまうと騒音が鳴り響き近隣への迷惑となるため禁止されています。

不適合なマフラーの取り付けについては、消音機能に関する部品が溶接、リベット等で取り付けられていないものを使うと不正と見なされます。

自動車製作者表示(純正マフラー)や装置型式指定品表示(自マーク)などが付いているマフラーであれば取り付け可能ですので、必ずチェックするようにしてみてください。

タイヤやホイールの車体はみ出し

タイヤやホイールは車体に収まっていなければなりません。はみ出ていると歩行者を巻き込んでしまう可能性があるからです。

もしタイヤを交換する場合は車体からはみ出してしまうことがないよう十分にサイズを測ってから購入するようにしてください。

前面ガラスへの装飾

前面ガラスへの装飾は死角が増え運転の妨げになるため、一切不可能となっています。

眩しくてカーテンを取り付けたり、可視光線透過率が70パーセント未満のフィルムやガラスをつけてしまうと不正改造とみなされるので注意してください。

車の駐車中にカーテンを付けるのは問題ありません。カーテンを取り付けるのは車内で仮眠する時のみの利用にしましょう。

自動車の分解に関するもの

エンジンの脱着やブレーキ部品の交換など自動車を分解する行為は自力で行うことはできません。

特定の認証(路運送車両法第七十八条の規定に基づく)を受けた業者のみができる自動車分解整備行為です。違反すると罰金が科せられる場合があります。

以下に当てはまる行為は、必ず自動車分解整備事業を認証を受けた工場で行ってもらいましょう。

  • エンジンの脱着
  • ブレーキ部品やパッドの交換
  • リーフスプリング脱着
  • タイロッドエンド脱着
  • ロアアーム脱着
  • ドライブシャフト、プロペラシャフトの脱着

まとめ

いかがでしたでしょうか。改造車と不正改造車の違いはわかりましたでしょうか。
正しい知識を身につけた上で法律に違反せず、車の改造で自分好みの車を作ってドライブ時間を楽しみましょう!

改造まではいかなくても、車の性能を維持したいという方は車のケアに力を入れてみるのもおすすめです。錆びを未然に防ぐことで、車の経年劣化を防ぎ車を売る時は高値で売れる可能性があります。

↓こちらの記事で説明していますので参考にしてみてください。

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