セルフで手洗い洗車。やり方を徹底解説!
自動車って洗車に出すものだと思っていませんか?
実は自分でセルフで洗車するのはそこまで難しいことではありません。またお店ではなく洗車機という選択もありますが、手洗いでは大切な車を丁寧に細かく洗い上げることができます。
手洗い洗車の基本を押さえて休日に自家用車を綺麗に磨き上げていきましょう。
手洗い洗車のメリットは?
洗車費用が安く済む
ガソリンスタンドにある自動洗車料金はコースによって違いますが、
・コスパ良く簡単に洗い上げるだけなら平均500円ほど
・ワックスがけ有りだと平均1000円ほど
車の使用頻度が高い場合、洗車頻度も上がります。月に1回ワックスがけ有りで洗車するのは良さそうですが、毎回持ち込んで洗車するにはチリも積もって費用が嵩みます。
自分で洗車するなら、道具を揃えてしまえば後からほとんどお金が必要なことはありません。ブラシやスポンジなどのセットは約3000円、カーシャンプーは約2000円。5000円が初期費用となります。
トータルのランニングコストを抑えるには日々のメンテナンスは手洗い洗車をメインに、塗装やワックスなどが気になった時にお店へ持ち込むのがいい選択肢かもしれません。
細かく洗い上げることができる
自動洗車だとどの車も画一的に洗車されてしまいますが、手洗いならボディの形に沿って適切なブラシを使って丁寧に洗車することができるので溝などの細かい洗い残しも防げますし、ブラシの強度が高すぎて傷がついてしまう恐れもなくなります。
今まで気づかなかった傷などに気づける
自分の目で細部まで見ながら洗車するので今まで気づかなかった傷や汚れ、塗装の剥げなどに気づけるかもしれません。
日々自分の目で変化に気づけるとより一層愛車を大事にしようと思えますし、丁寧に運転したり良い天候状態で駐車をしようと思えるので結果的に長く車に乗ることができるはずです。
手洗い洗車に必要な道具・あると便利なもの
水道・ホース
バケツの水で手洗い洗浄するのはできないことはありませんが泡立ちがしづらかったり、洗い残しが出てカーシャンプーのシミができてしまう可能性があります。
できるだけ洗車する時は水道にホースを繋げられる環境下で行いましょう。
カーシャンプー
洗車をするにはまずカーシャンプーが必要です。
カーシャンプーは泡立ちの良いものがおすすめです。汚れをこすり洗いをするというよりも、ふわふわの泡で汚れを吸着させてサラッと洗い流せるようなものを選びましょう。
柔らかな素材のウォッシュミットやムートングローブ
洗車する時に何を使ってカーシャンプーを泡だてて擦るのかというと、スポンジではありません。食器洗いなどに使う一般的なスポンジだと傷がどうしてもできてしまいやすく、せっかく洗車したのに後悔してしまう可能性も考えられます。
ふわっとやわらかで毛の長い洗車専用のウォッシュミットやムートングローブを使ってあげましょう。
タイヤブラシ・ホイールブラシ
タイヤやホイールも洗う場合は専用のブラシを使って洗います。
専用ブラシを使うことでより細かく汚れを取り除くことができます。
窓ガラス用クロス
窓ガラスは専用のクロスを準備しておきましょう。
糸くずが出づらいマイクロファイバーのものを使ってあげると仕上がりも綺麗です。
洗車拭き上げ用のクロス
車体は大きいので水の吸収もあっというま。大判のものを用意しましょう。
こちらもマイクロファイバーのものを使って、ボディに傷がつかないようにしましょう。
隙間用ブラシ
窓ガラスの隅っこや凹凸のある部分には、部分用のスキマ用ブラシを使ってあげるとより綺麗に汚れを取り除くことができます。
バケツ
カーシャンプーを泡立てて液を保管しておく場所になります。
高圧洗浄機をもっている場合は泡立てる必要はないですが、クロスの洗浄などにも使えるのであると便利です。
脚立・踏み台
車の上を洗浄するには多少高さがないと難しい場合があります。
一般的な車なら踏み台、車高が高い車の場合は脚立を使用するなど自分の車の高さにあったものを用意しておきましょう。
★おすすめのセット
ネットで買えるセルフ手洗い洗車グッズをまとめてみました。細かく買うよりも、セットになっているものを買ってあげると買い物も楽ちんです。
カーシャンプー
カーシャンプーは大容量の泡立ちの良いものをチョイス。
1リットルで約20台分の洗車が可能です。
洗車セット
バケツにブラシ、ムートングローブにマイクロファイバーのクロスがセットになったものです。一つ一つ買うと金額も高くなってしまいますが、必要最低限の量をセットで買えるのは嬉しいですね。
踏み台
車の上部を洗車する際に踏み台があると作業が楽になります。
自家用車の高さに合わせて購入するのが望ましいですが、一般的な車でしたらこのくらいの高さでも問題はありません。
手洗い洗車のやり方の手順は?
カーシャンプーを泡立てる
1.バケツにカーシャンプーを入れます
2.水圧を高めたシャワーを入れて円をかくように動かし泡立てます
タイヤ・ホイールの洗車
まずは一番汚れのあるタイヤとホイールの洗車から始めます。
ボディーを先に洗わない理由は、先に綺麗にしてしまってもタイヤやホイールの汚れが飛び散ってまた汚れてしまう恐れがあるからです。
1.タイヤとホイールをしっかり洗い流す
洗浄液を使う前にしっかり洗い流すことが大事です。高圧洗浄機は水圧が強すぎてパンクする恐れがあるためシャワーモードにして30cmは離すなど、ピンポイントでタイヤに当たらないようにします。
2.タイヤ専用のブラシでこすり洗いする
泡立てた洗浄液を使ってブラシでこすり洗いします。タイヤ側面やトレッド面の汚れを掻き出して綺麗にしていきます。
ボディー全体のチリを水で流す
車全体を水で洗い流します。上から下へチリや汚れを流すようにしていきます。
水で流さずこすり洗いをしてしまうとボディが傷ついてしまう恐れがありますので、必ず予洗いはしましょう。
ボディー・窓ガラスを洗車する
1.泡をしっかりスポンジ等にとってボディにたっぷりと載せていきます。
2.一方向に動かしてやさしく洗っていきます。
この時部分別のブラシを使って細かい隙間の汚れもかき出していきます。
3.窓ガラスも洗っていきます
4.洗い終えたら上から下へ水を洗い流します。この時にタイヤとホイールの泡も一緒に洗い流します。
ボディと窓ガラスを拭き上げる
マイクロファイバーでボディと窓ガラスを拭き上げていきます。
同一方向に吹き上げることでムラなく綺麗な仕上がりにすることができます。
水が残っていると水垢が目立ってしまうので必ず乾いた状態のものを使うようにしましょう。
手洗い洗車するのに適した場所は?
水道のある場所で水捌けの良い広めのスペース
屋外の水捌けのいい広い場所がベスト。マンション共有の駐車場などでやると汚れが隣の車に付着することがあるので、避けた方がいいでしょう。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドの場合、スタッフの方が手洗い洗車してくれるので自分でやる必要はありません。
コイン洗車場
コイン洗車上は高圧洗浄機など本格設備が備わっていたりします。数百円で利用もできるので使用するのもいいですし、細かい部分は自分で手洗いするのも良いでしょう。
手洗い洗車する時の注意点
近くの車に汚れが飛び散らないように注意する
洗車をする際は近隣住民に迷惑がかからないようにするのが一番大切なマナーとなります。
汚れた水が飛んでしまったり、誤って他の車や家に水が飛ぶようなことがないように必ず周囲の環境を確認しましょう。
洗車時はエンジンはOFFにする
長時間エンジンを稼働していると騒音トラブルになる可能性もありますし、周囲に排気ガスが充満して嫌がられる場合があります。
洗車時は必ずエンジンはOFFにしておきましょう。
よくわからない場所は自分の判断で洗わない
車は精密機械です。車の下回り部分は自分で洗車してしまうと故障の原因になる可能性があります。
ここは洗車して大丈夫なのか迷った場合は自分の判断で洗わずに、専門のお店などでやってもらうようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最低限のアイテムがあればセルフで手洗いは可能ですし、維持費用はかなり低く抑えられるはずです。
自動洗車も手洗い洗車もそれぞれメリットがありますので、自分の用途に合わせて組み合わせて利用してみてくださいね!