Alessio Vitelli, POP UP Exhibition at 代官山T-SITE

2024年4 月12 日(金)より開催されております、イタリア人アーティストのAlessio Vitelli(アレッシオ・ビテッリ)によるポップアップ展示会を代官山T-SITE にて見学してきました。

代官山T-SITE でのPOP UP

代官山T-SITE は、様々なものをインターネットで購入する時代だからこそ、実物を見て「魅了される」ものがたくさんあります。

特に雑誌や専門書の品揃えは豊富で、どこの国のどなたか分からないけどもおしゃれでカッコ良いイラスト書や、興味のもった分野を本を読む事で深掘りしたい時など、本が好きな人もそうではない人でも楽しめる空間になっています。

本だけでなく、小物やアートグッズもたくさんあり、モニター画面上では得られない充実した時間が過ごせる場所です。

アーティストAlessio Vitelliとは

その代官山T-SITE にて、イタリア人アーティストのアレッシオさんがポップアップを開催するという事で見てきました。

アレッシオさんの作品は、ほとんどがポスカを用いて制作されていて、たくさんの色を駆使しながらサイケデリックな画風を得意としているアーティストです。

日本人の奥様と娘さんの三人で現在は新潟県長岡市で暮らすアレッシオさんは長岡市を拠点に活動し、このようなポップアップや他のアーティストとのお仕事がある際は都内まで足を運び、フットワーク軽く活動を広げています。

代官山T-SITEでPOP UPを開催する想い

今回のポップアップのきっかけをアレッシオさんに尋ねると、

「私にとってこの代官山T-SITE は、夢のおもちゃ箱のようで昔から大好きな場所です。
いつか小さくても良いから展示会やポップのようなものが開催出来たらなぁっと夢見てました。

憧れるのもいいけど、まずは行動してみようと蔦屋書店の方に私はアーテイストでこういう活動をしていますっと売り込みました。」

っとアレッシオさんから話をまさに伺っている時、代官山蔦屋書店のアート部門を担当されています島田栄一さんがご挨拶に来て頂き、

「最初に会った時のことを覚えていますよ、ちょうど今日みたいに雨降りでね。」

っとアレッシオさんとの出会いについてお話しくださいました。

「色々な作品を携帯電話で見せてもらって、特にミュージシャンのジャケットを描いた作品が気に入ってしまい、ではポップアップやりましょうっとなったわけです。」

とても物腰の柔らかい島田さんはそれからもたくさんの事を話してくれました。

「やっぱり、この蔦屋書店は代官山という土地柄、宣伝効果が高くて、若いアーティストさんもよく売り込みに来られます。そうやって話してみて、熱い思いを聞いて、こういったポップアップや展示会などに繋がっています。」


POP UPに行ってみての感想

私はいち消費者として代官山T―SITEに遊びに行き、あの居心地の良い雰囲気やその都度開催されている催事物を見ては心躍っていましたが、あの場所に商品を置く、自分が作ったアートを陳列して見てもらう、それを実現するのには多くのストーリーがあって、それに関わり取り組んでいる人の想いもたくさんあって、それらがハーモニーとなって作り出しているものだと再認識しながら、アレッシオさんのこの偉業にも改めて賛辞を送りたいと思いました。

どのようにして作品が生まれるのか

この凡人では思いつかないアートというのは、どのようにして生まれるのか。

アレッシオさんは、インスピレーションがとても大切だと話しています。

「音楽を聴いていると、頭に浮かんできます。
そして、すぐに鉛筆をもって軽く下書きをして、すぐにポスカに持ち替えて描いていきます。

あまり下書きをしっかり描くのは好きではなくて、感じたままにポスカで線を引いたり、塗ったりしていきます。

デジタルでは綺麗に塗れますが、自分の手で1つ1つ描いていくのがとても好きで、一発勝負の中だからこそ見える線や見えなくても良い線もあって、好きです。

インスピレーションが生まれるのは、朝が多いです。
良い音楽を聴きながらコーヒーを飲んでいると気持ちものってきます。

作品にもよりますが、一日で描き上がるものもあれば、2ヶ月かかるものもあります。
時間がかかるものは、途中で良いインスピレーションがなくなってしまうので、そこで中断します。

時間が経って、また思い浮かんで描き始める、みたいな感じです。」

独自のサイケデリックなアートスタイル

アレッシオさんの作品で特筆すべきはそのスタイルにあります。どの作品を見ても、アレッシオさんの作風がしっかりと表現されています。

私は飽きっぽい性格なので、なんかちょっと違うテイストで描きたいとならないのですか?と聞くとアレッシオさんは、

「モチーフやテーマが、例えば日本風のようになることはあります。なので、お相撲さんのマゲ頭を描くこともあります」

と話しつつ見せてくれた作品は、やはりアレッシオ節というべきか、作風がアレッシオさんそのものでした。

自分の確固たるスタイルを持ち、そこに感じて舞い降りたインスピレーションを駆使して書き上げるアート。ポップアップでは、そのアート作品が様々なグッズになっています。

グッズのド定番であるトートバッグであっても、アレッシオさんのアートが加わると持っておきたいものになります。そのほか、地元新潟県の染め物屋さんと一緒に作った手拭いもあり、こだわりがたくさん見られます。

70 年代〜80 年代のサイケデリックなアートは、今の北欧ブームやインテリアとも合わせやすく、大判ポスターであってもポストカードサイズのものであっても、自分のスタイルにスパイスを加えてくれることでしょう。

代官山T-SITE(蔦屋書店)に足を運んでみませんか?

みなさん是非、今週末は代官山T―SITE(蔦屋書店)へ足を運んで頂き、まだ見ぬ素晴らしい本に出会うチャンスを掴んでみてはいかがでしょうか。

おしゃれなレストランやパン屋さん、カフェも併設されていますので、ぶらっと散歩がてらにも最高です。提携駐車場もありますし、テスラの充電ポイントもあります。

ご紹介しましたアレッシオさんのポップアップは、4 月12 日から30 日まで開催しています。

場所は、代官山T―SITE の2 号館1 階。比較的見つけやすい展示になっていますので、是非お立ち寄りください。

アレッシオさんの詳しい情報は下記の通りです。

Alessio Vitelli インスタ:https://www.instagram.com/alessio_vitelli/
Alessio Vitelli ポートフォリオ : https://portfolio.alessio-vitelli.com/
代官山T―SITE のホームページ:https://store.tsite.jp/daikanyama/
アクセスと営業時間: https://store.tsite.jp/daikanyama/access/

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