男性の髪の悩みを解消！AGA治療は気になったらすぐ始めよう。

Koto Kabuyama
2024.03.01
最終更新日: 2024.03.15

歳と共に年々髪の毛の悩みは増えていきます。

特に男性は男性ホルモンの影響で歳とともに薄毛が気になってくる人がとても多いです。その他にも髪の悩みは様々あって悩みはつきません。

今回はそんな男性の髪の悩みについて深掘りしていきます。一緒に今後の対策を考えていきましょう！

男性に多い髪の悩み

一口に髪の悩みと言っても、どんな髪のトラブルがあるのでしょうか？
それを理解する前にまず、髪が生え変わる仕組みについて以下の図で確認してみましょう。

髪の仕組み	成長期、休止期、退行期がある成長期の髪：全体の8割休止期の髪：全体の1割退行期の髪：全体の1割
1日の平均の抜け毛	1日50本〜100本
髪の生え変わり	男性は3〜5年女性は4〜6年で生え変わる
伸びる長さ	1日で約0.3mm〜0.4mm 1年で15cm程伸びる

薄毛（AGA 男性方脱毛症）

一番悩みが多いと言われているのが薄毛です。AGA発症は全年齢で30%いると言われています。
多くは20代後半から発症しますが、早い人であれば10代後半から薄毛が気になってくる人もいます。

薄毛の多くの原因はジヒドロテストストロン

ジヒドロテストストロンという男性ホルモンや遺伝の影響が大きく、早い人であれば20代の内に薄毛の傾向が見られます。

ジヒドロテストストロンは男性らしさを代表するホルモンで、数値が高くなるとがっちりとした体格になり、仕事への目標達成への熱量も高くエネルギッシュになったり、見た目も骨ばった印象となりより魅力的な身体や精神状態になります。

その反面、数値が高くなるとヘアサイクルが乱れて髪の成長が十分でないまま髪が落ちていき、髪のボリュームが減り薄毛の原因になります。

テストステロンは筋トレなどを行うと増加する傾向があるので、ダンディで筋肉質な見た目の方が薄毛の人が多いのはそのためです。

男性では3〜5年、女性では4〜6年で髪が生えてから抜けるまでの期間と言われています。そのサイクルより早めに抜けてしまうと生えるスピードが追いつかなくなり、結果として薄毛になってしまうのです。

抜け毛

薄毛の原因にもなる抜け毛ですが、こちらも悩んでいる方は多いです。長期的な抜け毛ではなく、一時的な抜け毛の場合ストレスが理由の場合があげられます。

一時的な過度な抜け毛はストレスが原因なことも

抜け毛といっても正常の抜け毛の範囲内でしたら気にする必要はありません。1日50〜100本が抜ける平均の本数です。シャワー時に数本抜けたり、枕や部屋に数本落ちているのが確認できる範囲内であれば特に問題ありません。むしろ気にしすぎてしまうとそれがストレスで抜け毛が進行してしまう可能性があります。

ホルモンや遺伝、ストレス以外で抜け毛の原因となるのは、寝不足、運動不足、喫煙、過度な飲酒、偏った食事、薬の影響などがあげられます。

白髪

35歳くらいから白髪が気になるようになってくる方が多いです。若い人では10代から白髪混じりの黒髪の方も時々見かけます。

白髪が生まれるのはメラニン色素を作れなくなったから

ではなぜもともと黒髪だったものが白くなってしまうのでしょうか？
メラニンを作るメラノサイトというものが正常に働かなくなり、メラニン色素を作れなくなったことで白髪が生まれてしまうんです。

メラノサイトが正常に働かなく理由に、老化、遺伝、栄養不足、ストレス、血流不足が挙げられます。

老化の進行によってメラノサイトの働きが悪くなり、徐々にメラニン色素を作る力が衰えていくと白髪の本数が年々増えていきます。

10代や20代で白髪混じりな方は遺伝の影響が強いと言われています。もともと色素を作る力が弱い方は影響を受けやすく、10代以下でも白髪になる方もいます。

栄養不足による白髪の影響もあります。ビタミン、ミネラルはもちろんのこと、髪を作り出す主要成分のタンパク質が不足すると髪の毛を黒くするチロシンという成分が不足してしまいます。

また、亜鉛が不足すると抜け毛になったり皮膚や爪にトラブルが起きたり、EDになる可能性があります。

髪の悩み：特に薄毛を解決するならAGA治療？

白髪は染めれば対処療法ではありますがすぐに直すことができますが、薄毛はすぐに改善することが難しい症状です。

薄毛への治療はどのようなものがあるのでしょうか？

薄毛への対策は何がある？手軽なものから順にご紹介

薄毛への対策としてできることは、育毛・発毛・増毛です。

育毛は、地肌の健康状態を整えることで今生えている毛を健康に育てていくこと。
発毛は、投薬治療などをして新しく髪を生やしていくこと。
増毛は、髪の毛が増えているように見せる対処的方法のことです。

亜鉛やタンパク質の摂取

プラスで追加していくだけではなく、マイナスになっているものを埋めてあげることで抜け毛を予防しましょう。

亜鉛が不足すると抜け毛が発生しやすくなりますし、タンパク質が不足すると髪の生成自体が困難になってしまいます。抜け毛を起こさないためにもバランスの取れた食事をとること、とれない場合はサプリメントなどで補ってあげることが大切です。

スカルプシャンプー・育毛剤スプレー

スカルプシャンプーや育毛剤スプレーには頭皮の血行をよくする効果があり、ヘアサイクルを整えてくれます。頭皮への刺激も少なく、保湿機能も備わっています。

頭皮環境を整えることで現在生えている毛が抜けづらくなりますし、これから生えてくる髪へ良い発毛環境を作ることができます。毎日のヘアケアとして取り入れてみるのがいいですね。

増毛スプレー

どうしても今すぐに髪のボリュームを多く見せたいという場合、増毛スプレーも手です。

特殊な成分が髪の毛一本一本に絡みつき、髪の毛の密度が高まる効果があります。その時の見た目を即時に改善できますし、地毛を使った自然な仕上がりなので日常的に気軽に使えるのもメリットです。

ウィッグ・かつら

パッと手軽に、かつ大きく見た目を改善できるのはウィッグやかつらです。

ウィッグは全体をすっぽりと覆うもので、かつらは気になる部分にだけ被せるアイテムです。最近ではウィッグもかつらもかなり進化していて、おしゃれかつ機能的で自然なものが増えています。他人から見ても全くわからないレベルにまで達しています。

投薬治療

髪の根本的治療ができるのが投薬治療です。投薬治療によってAGAの進行を遅らせて、薄毛を防止することができます。

AGAで主要な治療薬にはフィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルの3種類があります。ミノキシジルのみ内服薬のほかに外用薬があります。

フィナステリドとデュタステリドは抜け毛の進行を抑える効果があり、今まで生えるタイミングより抜けるタイミングが早かった髪の毛を長く留まらせることで薄毛になることを抑えられます。

ミノキシジルは血流改善による発毛効果が期待でき、髪の毛や全身の毛を増やす効果があります。ミノキシジルの外用薬もあり、市販でも買うことができる身近なものです。

効果が目に見えてわかってくるのが3〜6ヶ月と時間はかかりますが、臨床試験のデータによると6ヶ月の使用で約9割の人が効果があったと言われています。

薄毛の予防にはフィナステリドやデュタステリド、髪を太くしたり強くしたい方にはミノキシジルを処方される場合が多いです。

植毛

物理的な改善が可能で、かつ効果が確実なものは植毛です。最終手段として使う方が多いです。
自毛植毛と人工毛植毛の２種類があります。

自毛植毛は主に後頭部からバランスよく髪を抜き取り、それを気になる前頭部に移植するやり方です。より自然な仕上がりになることがメリットです。デメリットは後頭部にボリュームがない人の場合、前頭部の薄毛が改善されても全体の密度は薄くなってしまうことです。

人工毛植毛は合成繊維を使用しており、自毛植毛をするボリュームの無い方でも行うことができます。デメリットとしては人工毛なのでやはり少し違和感があることと、生きた毛ではなく伸びることがないので、自分の髪とのバランスの難しさや、AGAの進行自体を止められないことが挙げられます。