
私が猫の里親を選んだ理由
私は猫の里親になることに決めました。
まずは都内の有名なペットショップを20店舗以上周り、猫カフェ、猫カフェでの猫販売、ブリーダーさんが育てた猫の販売、保健所に登録された猫、保護猫サイトに登録された猫、一般家庭で生まれた猫の譲り受けなどなど、思いつくものはすべて調べたり通ったり連絡をしてみました。
最終的には一般家庭で生まれた猫を譲っていただくことに。これは偶然の積み重ねではあったのですが、その過程や最終的にその決断に至った理由を記事にまとめようと思います。
猫を飼いたいと思ったきっかけ
うさぎと犬は飼ったことがあったのですが、正直猫とはあまり関わりがありませんでした。
「動物の動画がよく流れてきて猫ってかわいいな〜
一人暮らしでも飼っている人がいるし、散歩も行かないから楽で良いかも。」
初めはそんな考えしかありませんでした。
本格的に猫を飼いたいと思ったのは1年半前。
当時、短い期間付き合った人が一人暮らしで猫を飼っていました。彼の家で猫と触れ合いご飯をあげたりするうちに、次第にその魅力に惹かれていきました。
人懐っこい子で初めは警戒されていましたが、慣れると自分の膝の上で過ごしてもらえることが増えて、なんて可愛いんだと思った記憶があります。犬と違って構われすぎると急にスんとなってどこかへ行ってしまうのもなんだか愛しい。。
今では元彼の記憶はほぼなく、猫と遊んだ楽しい思い出ばかりが残っています。猫の魅力を教えてくれてありがとう(笑)。
まずはペットショップへ
猫を飼うことを決意し、まずはネットで色々と調べましたが直接見てみないと結局よくわからない。
都内、都外含めて20店舗以上のペットショップを回って、どんな猫がいるのか、自分はどんな性格の子が欲しいと思っているのかなど色々と考えました。
駅前を歩けばたくさんのペットショップが点在しています。
新宿駅付近はペットショップが点在しているので、一気に全店舗回ったのですがとにかく高い。希少価値の高い種類なんかは1匹120万円なんてザラです。もちろんとってもお顔は可愛いですが、お値段に見合う豪勢な暮らしは叶えてあげられません。
とはいえお店によって扱う猫の種類も価格もかなり異なります。
駅前の土地代の高いペットショップは、手が出せない価格。モデルさんのような気高い見た目と人気な猫種であまり大きくならない小型猫を取り扱っている印象がありました。
少し裏通りに入ると、20〜30万くらいでブリーダーさんから買い取るのと変わらない価格。どちらかというと愛嬌いっぱいの猫ちゃんが多い印象です。色々回る内にペットショップに雑種はほぼいないと感じました。
ペットショップはさまざまな保証や血統書が付いていたり、ワクチンも接種済み、病気はないことが検査済みと、ほぼ自身で手続きする手間がなく、そこに時間をかけたくない人にとっては良いポイントです。
ペットショップの飼育環境について
ただ、最近ではマシになってきたのかもしれませんが、ペットショップは劣悪な環境での飼育が問題視されています。
常に人目に晒されていることへのストレス、ケージの中に常にいて外であまり遊んであげてもらえない、運動不足、衛生環境が悪いなどです。
ほとんどのペットショップは衛生環境が良かったのですが、私がかなりの数行ったペットショップで唯一これはないな、と思ったのは茨城県にあったペットショップで、トイレシーツは汚いまま、手足はうんちまみれ。。
元気に走り回っているので特段問題になっていないと思いますが、この状態の犬や猫がたくさんいてかわいそうだと思ってしまいました。他のペットショップが比較的衛生的だったため少し衝撃が大きかったのかもしれません。
猫カフェで猫との交流の仕方を学んだ
猫と暮らしたいと思っているけど、猫と犬は習性も全く異なるので、思ってたのと違ったということは避けたい。
人の猫とたまに遊ぶのと実際に自宅で毎日面倒を見るでは違いますし、猫の種類、育て方によっても性格は全く変わります。できるだけ色んな猫と交流してみようと考えたのと、単純に猫と戯れたかったのもあり猫カフェに行くことにしました。
前にサモエドカフェの記事でも紹介しているように、犬カフェには色々と行ったことがあったのですが猫カフェは初めて。
今話題のSamoyed cafe AL(サモエドカフェ アル)へ行ったら可愛すぎた!
サイベリアンという猫がいるカフェへまずは行ってみることに。

猫カフェにいたのは白いもふもふした猫ちゃんで、とにかくおもちゃで遊ぶのが大好きな子が多かったです。でも、抱っこや撫でられるのを嫌がる子が多く、「もしかして、こういう猫の方が多いのかな?」と思いました。
その後もいくつかの猫カフェを巡りましたが、初対面で仲良くなるのは意外と難しく、寝ている猫を眺めるか、ひたすらおもちゃを振り続けるという時間がほとんどでした(笑)。
友人や元彼宅の猫などと比較すると、やはり飼い主がいることで猫が安心し、より人懐っこくなるのかもしれません。猫と仲良くなるには、人間と同じく「時間をかけて信頼を築くこと」が大切だと学びました。
ブリーダーさん、里親募集サイト、保護猫カフェ、保健所などネットでも探してみた
いよいよ、実際に飼う猫を選ぶ段階になりました。
いろいろな猫と触れ合った結果、「ラグドール」という猫種の見た目と性格が自分に合っていると感じ、ラグドールを中心にネットで探しました。
ブリーダーのメリットは、親猫の性格や遺伝的な特徴がわかりやすく、成長後のイメージがしやすいこと。ペットショップより少し安価で購入できることや、同じ猫種を多く扱っているため、好みに合った猫を探しやすいことも利点です。
一方、里親募集や保護猫の譲渡は基本的に無償(医療費の実費負担がある場合あり)。商業目的で販売するには動物取扱業の資格が必要なため、正式な販売は行われません。
色々と検討した結果、車で2時間半かかる都外のブリーダーさんの元へ行くことに。
ネット上でブリーダーさんとメッセージをし合うことができます。ただ今の状況や飼育環境は行ってみないとわからないことも多く、かなり遠かったので車の手配や日程調整も難航していました。
しかし、このタイミングで思わぬ話が…
一般家庭で生まれた子猫の里親募集の投稿をSNSで発見する
SNSを見ていると、ラグドールとブリティッシュショートヘアのミックス猫の子供が5匹生まれて里親を募集しているという投稿が流れてきました。
普段里親の検索をたくさんしているとこういった投稿も流れてくるんですね。
しかも飼い主さんのご自宅は電車で数駅のご近所さんで、共通の知人も多くどんな仕事や生活をされているのかも知ることができました。
ブリーダーさんの方には私以外にも予約が数件入っているということや、日程調整や車の手配で難航していたこともあったので、都外へのブリーダーさんへの見学はキャンセルし、こちらの一般家庭で生まれた猫の里親になることに決めました。

本当にご近所だったのですぐ行けたのもありがたかったですし、SNSで生まれた時からの状況がちょこちょこ載せてあったこと、飼い主さんの人柄や状況もわかりやすかったのは個人的に助かりました。
5匹中1匹はすでに他の方に引き取られたようで、私が見学に行った時には4匹。どの子もとっても可愛くて丸々1時間遊んだり、しつけや飼い方について教えていただいたりしました。
後日ワクチン接種などを終えた後にお家にお迎えすることになりました。
個人的なスケジュールの都合でお迎えするのは3週間後とかなり先なので、子猫の時期を見れないのは少し残念ではありますが、きちんと準備を完璧にした上でお迎えするのが良いと思っています。
一般家庭からの猫の里親を選んで良かった理由
このような形で猫の里親になることに決まりました。
元の飼い主さんとはLINEで連絡を取り合うことができ、困ったことがあればすぐに相談できるという安心感があります。特に子猫の時期は、これから体調管理やしつけの悩みが出てくると思うので、経験豊富な方のアドバイスがもらえるのはとても心強いです。
さらに、一般家庭で育った子猫は、すでに人間に慣れていることが多く、新しい環境にも馴染みやすいと言われています。やはり、元の飼い主さんの家庭で愛情いっぱいに育てられることは大切なんですね。
SNSで日々成長の様子を見ていたこともあり、実際に会った時には「この子だ!」という直感がありました。血統や種類にこだわるよりも、自分のライフスタイルに合った子を迎えられることが、何よりの幸せだと感じています。
これから猫との生活が始まりますが、大切に育てて、たっぷりの愛情を注いでいきたいと思っています。私の猫探しの旅はひとまず終わりましたが、ここからが本当のスタートです。
