• HOME
  • Articles
  • Daily , Life
  • 狭い部屋のレイアウトは?快適に過ごすアイデア9選、実際の私の部屋も2つ紹介します
一人暮らしの部屋

狭い部屋のレイアウトは?快適に過ごすアイデア9選、実際の私の部屋も2つ紹介します

狭めの部屋で暮らしていると、「部屋が狭くて収納が足りない」「なんだか圧迫感があって落ち着かない」といった悩みはつきものですよね。でも、ちょっとした工夫で狭い部屋も驚くほど広く感じさせることができます。

今回は、そんな悩みを解決する具体的なアイデアを9選ご紹介します!

目次

筆者の部屋づくりについてもご紹介します!

記事の後半では、実際に筆者が住んでいる「1K10畳」の部屋と、以前住んでいた「1K6畳」の部屋についてもご紹介します。それぞれの部屋で実践している工夫やレイアウトの違いなど、リアルな体験を写真付きでご紹介していくので、具体的なイメージをつかみたい方はぜひそちらもご覧ください。

どんなに小さな部屋でも、工夫次第で「自分にぴったりの快適空間」に変えていくことができます。あなたの部屋づくりのヒントになりますように!

狭い部屋のレイアウト・アイディア①壁面収納・壁に貼れるインテリアを徹底活用する

壁面収納

壁は、床面積を占めずに収納スペースを増やせる最高の味方です。
場所を有効活用するために、壁面収納や壁に貼れる鏡などを使ってみましょう。

  • 「見せる収納」でデッドスペースを活かす: おしゃれなウォールシェルフを設置して、お気に入りの本やCD、観葉植物をディスプレイしましょう。圧迫感なく収納を増やし、インテリアのアクセントにもなります。
  • 「吊るす収納」で床をスッキリ: 玄関やクローゼットの壁にフック付きの有孔ボードを取り付け、帽子やバッグ、アクセサリー、翌日着る服などを吊るせば、床に物が散らかるのを防げます。
  • 「浮かせる収納」で掃除も楽々: テレビやルーターなどの家電は、壁掛けタイプにしたり、壁付けのミニシェルフに置いたりすることで、床を広く使えます。
  • 「貼れる鏡」で場所の節約を: 粘着式や軽量タイプの「貼れる鏡」を壁に貼るだけ。通常の鏡のように床や壁際にスペースを確保する必要がありません。壁に貼るだけなので、デッドスペースを有効活用し部屋の動線を妨げることもありません。

狭い部屋のレイアウト・アイディア②家具はシンプルに。家具は背の低いものを厳選する

低めの家具

狭い部屋では、大型の家具や装飾が多い家具は空間を圧迫してしまいます。シンプルisベスト。
視覚的な広がりを追求するなら、家具の高さは重要なポイントです。

  • 脚付きの家具で抜け感を演出: ベッドやソファ、収納棚などは、床が見える脚付きのデザインを選ぶと、空間に広がりと開放感が生まれます。
  • 圧迫感のない素材を選ぶ: ガラスやアクリルなど、透明感のある素材のテーブルやチェアを選ぶと、視覚的な圧迫感がなく、部屋が広く見えます。
  • ロースタイル家具で開放感を: ローソファ、ローテーブル、フロアベッドなど、背の低い家具で統一すると、部屋の奥まで視線が届き、奥行きを感じさせることができ、天井までの空間が広くとれ、開放感が生まれます。

狭い部屋のレイアウト・アイディア③一つで何役もこなす多機能家具(収納付き)を取り入れる

ソファーベッド

限られたスペースを有効活用するには、複数の用途で使える家具がマストです。
多機能家具を使いこなすだけで場所もお金も節約できますよ!

  • 収納付きのソファベッド: 日中はソファとしてくつろぎ、夜はベッドに変身。座面下やアーム部分に収納スペースがあれば、ブランケットや雑誌などをしまっておけます。3役こなす収納付きソファーベッドは私も使っていますが、かなりおすすめです!
  • 折りたたみ式ダイニングテーブル: 普段はコンパクトにたたんで壁に寄せておき、食事や作業の時だけ広げることで、リビングスペースを確保できます。1人でいる時はデスクで食事でもいいですが、友人や恋人が遊びに来た時に活躍します。
  • スツールにもなる収納ボックス: 来客時には椅子として、普段は小物などの収納として使えます。

狭い部屋のレイアウト・アイディア④鏡の魔法で部屋を広く見せる

mirrorroom

鏡は、空間を拡張して光を拡散させる効果があるため、狭い部屋に導入すると一気に部屋が広く見えます。
夜に鏡を見るのが怖い方にはおすすめできませんが、部屋を広く見せる目的を達成させるにはとても効果的です。

  • 大きな姿見を効果的に配置: 窓の向かいや部屋の入り口付近に全身鏡を置くと、窓からの光や部屋の奥行きが鏡に映り込み、部屋が倍になったような視覚効果が得られます。
  • 壁一面の鏡で開放感を: 予算とスペースが許せば、壁一面に大きな鏡を設置するのもおすすめです。まるで壁がないかのような錯覚を起こし、圧倒的な開放感が生まれます。

狭い部屋のレイアウト・アイディア⑤天井や縦スペースも有効活用する

突っ張り棒

見過ごされがちな天井近くの空間も、工夫次第で有効な収納スペースになります。床面積が限られているなら、上方向の空間を有効活用して最大限場所を活用してしまいましょう!

  • 突っ張り棒で簡易収納: クローゼットの上部や部屋の角に突っ張り棒を設置し、S字フックを組み合わせれば、服やバッグ、帽子などを吊るす簡易的な収納が作れます。
  • 吊り下げ式ラックやハンギングプランター: キッチンやベッドサイドに吊り下げ式のラックを取り付けて、よく使う小物やグリーンを飾れば、おしゃれに収納できます。
  • 高さのある本棚やラック: 壁沿いに天井まで届くようなスリムな本棚やラックを設置すれば、収納力が格段にアップします。
  • ロフトベッドの導入: 部屋の高さに余裕があれば、ロフトベッドを導入するのもおすすめです。ベッド下の空間を作業スペースや収納スペースとして利用でき、部屋全体を立体的に活用できます。

狭い部屋のレイアウト・アイディア⑥カラーパレットを抑えて明るい色を使う

明るい部屋

部屋の色使いは、空間の広がりを大きく左右します。
できるだけ明るい色(白など)を使用したり、寒色カラーを使用すると膨張色効果によって部屋が広く見えたり、奥行きを感じられる部屋になりますよ。

  • ベースカラーは白・オフホワイト: 壁や天井は、光を反射しやすく、空間を明るく広く見せる白やオフホワイトが最適です。
  • アクセントカラーは淡いトーンで: 家具やカーテン、小物には、淡いグレー、パステルブルー、ペールグリーンなど、彩度の低い色を選ぶと、統一感が出てスッキリとした印象になります。
  • 寒色系の色で奥行きを: 青や緑といった寒色系の色は、後退色と呼ばれ、壁を実際よりも遠くに見せる効果があります。

狭い部屋のレイアウト・アイディア⑦「隠す収納」で生活感をシャットアウト

隠す収納

物が散らかっていると、どんなに広い部屋でも狭く感じてしまいます。
散らかさないのが一番ではありますが、物が多い場合隠してしまうのも一つの策です。

  • 引き出しや扉付きの収納: 細々としたものは、引き出しや扉付きの収納ボックスにまとめて隠しましょう。無印良品やIKEAの収納ケースはサイズ展開が豊富で便利です。
  • ベッド下収納をフル活用: ベッド下のスペースは、シーズンオフの衣類や布団、書籍などを収納するのに最適です。キャスター付きの収納ケースを使えば出し入れも楽々です。
  • 目隠しカーテンでスッキリ: オープンラックやカラーボックスに突っ張り棒とカフェカーテンを取り付ければ、簡単に「隠す収納」に変身させられます。

狭い部屋のレイアウト・アイディア⑧家具の配置を工夫して「抜け道」を作る

wideroom

家具の配置一つで、部屋の印象はガラッと変わります。
逆に言うと同じものを使っても配置によって広く見えたり狭く見えたりするので、広く見える基本的な置き方を覚えておきましょう。

  • 壁に寄せて動線を確保: ベッドやソファなど大型の家具は、できるだけ壁に寄せて配置し、部屋の中央に広い通路(動線)を確保しましょう。これにより、部屋全体が広く見え、移動もスムーズになります。
  • 奥に視線が抜ける配置: 部屋の入り口から見て、奥に抜けるような家具の配置を意識すると、奥行きが感じられ、より広く見えます。例えば、窓に向かってソファを置くなどです。

狭い部屋のレイアウト・アイディア⑨パーテーションやカーテンでゾーニングする

partition

狭い部屋でも、必要に応じて空間をゆるやかに区切ることで、メリハリが生まれます。
ポイントは完全にバツっと区切らないことです。

  • 透け感のあるパーテーション: 全面を塞がず、光を通すルーバータイプのパーテーションや、薄手のカーテンで、寝室とリビングスペースを区切ると、圧迫感なく空間を分けられます。
  • 家具でゾーニング: 背の低い本棚やチェストを空間の仕切りとして利用することも可能です。完全に仕切るのではなく、「ゆるやかな区切り」を意識しましょう。これにより、それぞれのゾーンが独立して見え、結果的に部屋全体が広く感じられます。

一つ前の狭い1K6畳の私の部屋を紹介

以前の部屋

以前住んでいた部屋は1K6畳でかなり狭かったこともあり、できるだけ広く見せるためにインテリアや床、壁はほぼ白に統一していました。家具の色味もなるべく抑えて、ホワイトやライトグレーなど視覚的に圧迫感を与えないカラーでまとめていました。

収納が比較的大きかったのでなんとかなっていましたが、窓は1箇所しかないので閉塞感もあり、日中でも少し暗く感じることがありました。部屋の中央にはテーブルを置かず、食事はミニテーブルやデスクで済ませるなど、生活動線をなるべくコンパクトに保つ工夫をしていました。
(ベッドは写真の見えない手前側に配置していました。)

朝起きてすぐ目に入る壁が真っ白だと気分がスッキリするので、朝も気持ちよく始められていました。狭い空間でも「自分の居場所」として工夫してきたことは、今でも良い経験だったと思います。

床や壁を白くすることで部屋全体を広く見せる

白い床

ここの部屋、元々床はナチュラルブラウン(巾木の色と同じ)だったのですが、圧迫感があったことと部屋を広くみせたいことから大理石風の白いフロアタイルを敷き詰めました。

正直これはかなり重量があることや、引越しの際の処分も大変だったこと、ズレることもあって隙間に髪の毛やゴミが溜まりやすいなど様々なトラブルがあったのでおすすめはできません。

とはいえ、完成直後はかなり満足度が高く、インスタ映えするような清潔感のある空間が一瞬で出来上がったのは印象的でした。部屋にいるだけで気分が上がるというのは、狭い部屋においてかなり大切なポイントです。

皆さんにおすすめするならば、クッションフロアです。
端っこの処理が少し面倒ではありますが、隙間にゴミが入る心配はありません。

床が白いと写真などを撮るときにレフ板代わりにもなって部屋だけではなく、自分自身も明るく綺麗に見えますよ!朝のメイク時間も照明要らずで、光の反射が助けになってくれるのは嬉しい誤算でした。

ピクチャーレールの活用

レール活用

ピクチャーレールとは、壁に穴をあけずに写真や絵を飾ることができるアイテムです。これはこの物件に備え付けられていました。

私はこのレールをこのようにちょっと可愛い袋をかけたりして使っていました。中にはドライフラワーやハンドメイド雑貨を飾ることもあり、ちょっとしたギャラリー風になっていたのが気に入っていました。

時には洋服掛けにも使用していましたね。お気に入りの服をインテリアの一部として見せるように使うのも、狭い部屋ならではの楽しみかもしれません。

部屋が狭い分このようなアイテムを駆使してなんとか頑張っていました。
使い道は人それぞれ。ピクチャーレールのある物件にお住まいの方は、自分に合った使い道を探してみましょう。意外と「魅せる収納」として活用できる優秀なアイテムです。

貼る鏡で場所を節約

貼る鏡

キッチン側にも工夫を施していました。

お風呂はユニットバス。いわゆる「3点ユニット」と呼ばれるタイプで、トイレ・洗面・浴槽が一体型のタイプでした。着替えのスペースもほとんどなく、ドアを閉めてキッチンの前で着替えるしかないような間取りだったため、姿見を置く余裕もありません。

そこで導入したのが、人生初めての「壁に貼る鏡」でした。

正方形の鏡を4枚購入し、縦1列に並べて全身が映るように配置。とはいえ、賃貸物件だったため、壁紙を傷めないように、両面テープの上にマスキングテープをつけて壁に貼り付けました。

ただ、やはり粘着力がそこまで強くはなかったため、3ヶ月ほど経つと少しずつ剥がれてきてしまい、朝起きたら床に落ちていた……なんて日もありました。さらに、4枚の鏡を組み合わせているせいか、角度によっては像がゆがんで見えるという難点も。

それでも、狭いスペースを活かして全身チェックができる環境を作れたのは大きな前進でした。

「とにかく全身が見れればOK」という方には、こういった貼るタイプの鏡もアリだと思います。スペースが限られているけれど鏡を置きたいという方、ぜひ検討してみてください。最近は割れにくい素材や軽量タイプなど、改良された商品も多く出ていますよ。

現在の私の1K10畳の部屋を紹介

一人暮らしの部屋

これが現在住んでいる私の部屋です。

1K10畳(クローゼット含めると12畳)に猫と暮らしています。以前の部屋より少し広くなったことで、インテリアの自由度もかなり上がりました。家具の選び方や配置など空間に余裕があるからこそできることが増えて、部屋づくりが一層楽しくなりました。

今回は「居心地の良さ」と「猫の快適性」の両方をテーマに、インテリアのテイストも少し変えています。では、詳しく見ていきましょう。

収納付きローソファーベッドで3役効果

ソファーベッド

ローテーブルとローソファーベッドを導入することで、部屋の圧迫感を減らし、奥行きを感じられる作りにしました。

本当はセミダブルかダブルベッドを置きたいところでしたが、ソファーを置きたいという願望も捨てきれず、何度も家具屋やネットを見て回って、ようやく理想に近いソファーベッドを見つけました。

このソファーベッドは、昼間や友人を招待する時にはソファーとして使用し、夜は足元を引き出してダブルベッドとして使える便利な仕様。さらに、一部座面下には収納スペースがあるため、掛け布団や枕、シーツなどをしまっておけて本当に助かっています。

家具は「1つで複数の役割を果たせるか?」という視点で選ぶと、狭めの部屋でも生活感を抑えつつ快適な空間を作りやすいです。

カーテンをロールスクリーンにして自宅映画館に

自宅映画館

この部屋を見て、「テレビがない」と思われる方もいるかもしれません。

テレビは見ずYouTubeやAmazon Prime、Netflixなどを視聴しています。
1人でだらっと見るならスマホやパソコンのディスプレイでまかなえてしまえてるのですが、たまには映画などをポップコーンを食べながら見たいところ。

サイドの窓が横長で大きいところを生かして、カーテンを遮光性のあるロールスクリーンにしました。
ロールスクリーンを2つおろせば何とプロジェクターを映す壁になります!
部屋を暗くしてプロジェクターをつけてあげれば、自宅映画館の完成です!

真ん中部分が若干空いてしまうので気になる方は気になるかもしれませんが、自宅映画館がこれで楽しめると思える方ならきっと満足できると思います。本当は長めのロールスクリーン1つが良かったのですが、なかなか見つからずこのような形になりましたが、カーテンとして使う頻度の方が高いので、明るさを調整しやすいという面でロールスクリーンは2つで正解だったと思っています。

テーマカラーはグレー、ライトブラウン、ホワイトの3つ

また、部屋のテーマカラーも3つに絞っています。グレー、ライトブラウン、ホワイトの3つです。

私は色彩検定2級を持っているのですが、インテリアの配色は「ベースカラー・メインカラー・アクセントカラー」の3構成が鉄則だと学びました。

ベースカラー(約70%)は部屋の壁や床など大きな面積を占める色。メインカラー(約25%)は家具やラグなど部屋の印象を左右する色。そしてアクセントカラー(約5%)はクッションや雑貨などで個性を加えるための色です。

この部屋では明確な比率ではありませんが、色数を絞ることで自然と統一感が生まれ、全体的に落ち着いた空間になっています。

以前の部屋は白一色で統一していたためスッキリと見えましたが、今の部屋では少し温かみのあるライトブラウンを加えて、猫の目にも優しいカラーコーディネートにしました(猫は白が眩しく見えると言われています)。私自身もリラックスしやすく、部屋で過ごす時間がさらに好きになりました。

狭い部屋のレイアウトは?快適に過ごすアイデア10選 まとめ

狭い部屋での暮らしには、限られた空間をいかに快適に使いこなすかという工夫が欠かせません。今回ご紹介した9つのアイデアは、どれも小さな工夫で暮らしやすさをぐんと引き上げてくれるものばかりです。

「壁を活かす」「家具のサイズや配置を見直す」「光と色をうまく使う」など、実際にやってみると意外と簡単に取り入れられるものが多かったのではないでしょうか?

特に一人暮らしの部屋では、「モノを置く場所」だけでなく「視線が抜ける空間」や「動線」を意識することで、心地よさが大きく変わります。

無理にモノを減らす必要はありませんが、「隠す収納と見せる収納を使い分ける」「上の空間を活用する」など、空間の“使い方”を見直すことが、快適な部屋づくりへの第一歩です。

関連記事一覧