大人の友達作り

社会人になると友達作りは難しい?趣味から生まれる友達作りの方法

社会人になると友達作りが難しくなる理由

学生時代は、同じ教室や部活動といったコミュニティにいるだけで、自然と友達ができました。しかし、社会人になると、そうした環境は失われ、新しい出会いを意識して作らない限り、人間関係は職場という限られた世界に閉じこもりがちです。

仕事が中心の生活になり、通勤のある方は職場の人との関わりがメインに。そのまま定年まで勤め上げるなら良いのですが、結局転職して疎遠になってしまった方も多いんじゃないでしょうか?

そのため、「大人になってから友達を作るのは難しい」と感じてしまうのも無理はありません。

でも、諦める必要はありません。実は、大人だからこそ、より深く、価値観の合う友達と出会うチャンスはたくさんあります。その鍵となるのが、「共通の趣味」です。趣味を通じてなら、利害関係なく、心から楽しめる仲間を見つけることができるでしょう。

趣味を活かした社会人の友達作りの方法

では、共通の趣味を持つ人と出会うためには、具体的にどのような場所に行けば良いのでしょうか?ここでは、4つのアプローチを、それぞれのメリットやポイントと合わせて詳しくご紹介します。

習い事やカルチャースクールに通う

社会人向けの習い事やカルチャースクールは、新しい友達作りの場として非常に有効です。英会話、料理、写真、絵画、楽器演奏、ヨガなど、その種類は多岐にわたります。

最大の魅力は、「定期的に顔を合わせる仕組み」です。毎週、あるいは隔週といったペースで同じメンバーと会うことで、最初は挨拶だけだった関係も、徐々に会話が生まれて自然と親しくなっていきます。

たとえば、料理教室なら「この間のレシピ、家でも作ってみた?」、英会話なら「来週の発表、どうする?」といった共通の話題が尽きません。趣味を深めながら、無理なく人間関係を築ける理想的な環境です。

スポーツやフィットネス系のコミュニティに参加する

体を動かす趣味は、一体感や連帯感を生みやすいのが特徴です。ランニングサークル、フットサルチーム、ボルダリングジム、テニススクールなど、運動系のコミュニティは出会いの宝庫です。

「達成感を共有できる」ことが、人間関係を深める大きな要素となります。チームで勝利を目指したり、個人の目標を達成した時に互いを称え合ったりすることで、特別な絆が生まれます。

また、運動後には一緒に汗を流した爽快感から、「この後、一杯どうですか?」と食事や飲み会に誘う流れも自然に発生しやすく、より深い交流へと発展しやすいのもメリットです。

趣味のコミュニティアプリやSNSを活用する

スマートフォンやインターネットの普及により、オンライン上での出会いも主流になってきました。「趣味友マッチングアプリ」や、Facebookのグループ、X(旧Twitter)のハッシュタグ検索などを活用すれば、場所や時間に縛られず、共通の趣味を持つ人を見つけられます。

この方法の利点は、「気軽に始められる」ことです。まずはオンラインでメッセージのやり取りから始め、相手の趣味への熱量や人柄を知ることができます。

そして、「一緒に写真展に行きませんか?」「今度、このゲームのオフラインイベントがあるみたいですよ」といった形で、実際のイベントや交流会に誘い、リアルな出会いへとつなげていくケースが増えています。

ボランティア活動やイベントに参加する

社会貢献を目的としたボランティア活動や、大規模なフェス・展示会・マルシェといったイベントも、友達作りの良いきっかけになります。

ボランティア活動では、「利害関係のない環境で、同じ志を持つ人と出会える」のが大きな魅力です。例えば、地域の清掃活動や災害支援、動物保護などの活動を通じて、互いの価値観や人間性を深く知ることができます。

また、音楽フェスや展示会では、偶然隣り合った人と作品や音楽の感想を語り合うだけでも、会話のきっかけは生まれます。好きなものに囲まれた場所だからこそ、話も弾みやすく、自然な出会いが期待できるでしょう。

社会人から友達を作って充実した日々を送る。筆者の3つの趣味。〜体験談

実際の私が体験した例を3つご紹介したいと思います。

SNSやコミュニティーで写真友達ができ、写真を撮りに行ったり旅行にも行くようになった

大人になってからさまざまなことがありましたが、大人になって友達ができたきっかけの一番はカメラを買って写真を撮るようになったことでした。

なんとなく始めた旅行ブログ。(今は閉鎖)
写真を載せるけどもその時のiPhoneは画質もあまり良くなく、もっと良い写真を載せたいなと思ってミラーレス一眼カメラを買いました。

カメラを始めると記事や写真をみんなに見てもらいたいと思うようになり、 XやInstagramで専用のアカウントを作りました。初めの方はあまり反応がありませんでしたが、徐々に色々な人に見てもらえるようになりのめり込みました。

そしてSNSでやり取りをしていた人たちとフォトウォークをすることになって、リアルでも交流する流れに。

そこからカメラコミュニティーに入ってより多くの友人ができました。たくさん写真を撮りに行ったり旅行に出かけたりしましたね。


今は脱退してしまいましたが、今でも写真を撮りに行ったり旅行に行ったり、SNSで交流があったりと長いお付き合いがたくさんあることに幸せを感じています。

そこからカメラの仕事に繋がって、仕事仲間ができたり、今この記事を書いているグラフィーで働くきっかけができたりと、私の人生を大きく変えてくれました。

キックボクシングジムで定期的に顔を合わせる仲間ができて飲み友ができた

2つめはキックボクシングジムです。

まだ4ヶ月目なのでまだまだ始めたばかりではあるのですが、これも大きく私の人生を好転させました。

運動不足や不摂生、ストレスがたたって病気がちだったり、メンタルを病みやすかった自分を変えたいと思って近くのキックボクシングジムに通うことにしたんです。

それが大正解!
身体も心も健康になりつつあります。

そして何より1人だとなんとなくだれてしまうところを、インストラクターがちゃんと見てくれるのと、生徒さんがたくさんいるので私ももう少し頑張るか!という気持ちにさせてくれるので続けやすいです。

週に2、3回来ていればなんとなくいつも来る生徒さんと話すことになります。

同じ趣味を持つもの同士話が合うんです!
そして同じ時間帯に来ているということは生活リズムも似ているので、意外と他の面でも話が通じることもあったりして面白い。

なんなら家もみんな近いので終電を気にせず夜中までそのまま飲みに行くこともあったりして、今までの生活が大きく変わりました。

推し活を通じて推しの良さを語り合う仲間ができた

3つ目は推し活です。

某番組のインフルエンサーを推し始めて、ラジオを聴いたりリアルイベントに参加したりと精力的に活動しています。

ラジオのコメント欄だったり、専用のXアカウントなどで推しだけじゃなく、推し活をしている人たちと交流するようになり、推しの素晴らしさを語り合ったり、イベントで実際に会ったりして交流を深めました。

主婦の方でお子さんがいる方も多いのと、地方にお住まいの方も多いのでリアルイベントで会うことは多くはないのですが、同じ感覚で好きなものを好きと言い合える仲間ができたことを嬉しく思っています。

話が合わなくなって最近ではほとんど関わってこなかった主婦の方達とこういう形でまた交流できることも個人的に嬉しいポイントだったりします。

趣味はいろいろな垣根を超えて人と人とを繋げてくれますね!

趣味を通じた社会人の友達作りの方法を実践する4つのメリット

社会人になってから「友達を作ろう」と意気込むと、かえって難しく感じてしまうものです。しかし、趣味を通じて人とつながることで、無理なく自然な形で新しい友情が生まれます。ここでは、その方法を実践することで得られる具体的なメリットを4つご紹介します。

共通の話題があるため関係が深まりやすい

初対面の人と話すとき、何を話せばいいのか迷うことはありませんか?その点、共通の趣味を持つ人とは、最初から会話のきっかけが豊富にあります。

例えば、ランニング仲間なら「おすすめのシューズは?」「今度の大会、一緒に参加しませんか?」といった具体的な話題から、自然と話が弾みます。共通の興味や目標があるからこそ、表層的な付き合いに終わらず、深い関係へと発展しやすいのです。

無理せず自然体でいられる

趣味を通じて出会う場合、友情を築くことが第一の目的ではありません。あくまでも「趣味を楽しむこと」が優先です。そのため、「友達を作らなきゃ」というプレッシャーから解放され、ありのままの自分でいられます。

仕事関係の付き合いのように、気を遣ったり、相手の顔色をうかがったりする必要はありません。お互いが好きなことを心から楽しむ中で、気づけば「この人といると心地いいな」と感じる関係が築かれていきます。

年齢や職種を超えて交流できる

会社の中だけで人間関係を築いていると、どうしても同じ世代や同じ職種の人との交流が中心になります。しかし、趣味の世界には、年齢や肩書きは関係ありません。

例えば、写真サークルでは、大学生から定年退職した人まで、様々なバックグラウンドを持つ人が集まります。それぞれの経験や知識を分かち合うことで、普段の生活では出会えないような人たちと刺激的な交流が生まれ、人生の視野が大きく広がります。

新しい世界を知るきっかけになる

新しい友達ができると、今まで知らなかった世界を知るきっかけが生まれます。友達から別の趣味を勧められたり、一緒に新しい場所に旅行に行ったり、知らないイベントに誘われたりすることもあるでしょう。

共通の趣味から始まった関係が、やがてお互いの世界を広げ、人生をより豊かにしてくれる「仲間」へと変わっていくのです。趣味を楽しむ延長線上にある自然な出会いが、あなたの日常に彩りを加えてくれるでしょう。

友達作りを続けるためのコツ

せっかく趣味を通じて新しい友達ができても、関係が長続きしなければもったいないですよね。社会人になると仕事や家庭の都合で予定を合わせるのが難しく、「せっかく知り合ったのに自然消滅してしまった…」というケースも少なくありません。実際に「社会人 友達できない」と検索している人の多くは、この「継続」の部分に悩んでいるのです。

大切なのは、無理をせず小さな交流を積み重ねること。例えば、月に1回は必ず会う約束をする、グループLINEやSNSでちょっとした近況を共有するなど、ハードルを低く設定すると関係が自然に続きやすくなります。

また、「社会人 友達サークル」に参加するのも効果的です。サークルやコミュニティはイベントや定例会が組まれているため、個人同士で予定を立てなくても自然と顔を合わせる機会が確保されます。特に、運営側がしっかりしているサークルなら、初心者でも安心して参加できるのがメリットです。

こうした「仕組み」を利用することで、友達作りのハードルは一気に下がります。社会人だからこそ、限られた時間の中で効率よくつながれる環境を選ぶことが大切なのです。

まとめ:一歩踏み出せば、人生を豊かにする出会いが待っている

社会人になってから「友達を作りたい」と思っても、なかなか行動に移せないかもしれません。しかし、これまで見てきたように、それは決して無理なことではありません。むしろ、趣味という共通の接点から始まる友達作りは、学生時代とはまた違った、より質の高い人間関係を築くチャンスなのです。

仕事や肩書きといった利害関係から離れ、純粋に「好き」という気持ちだけでつながる友情は、驚くほど居心地がよく、長く続きやすいものです。年齢や職業、住んでいる場所といった枠を超えて、本当に価値観の合う「仲間」と出会える。これは、大人になったからこそ得られる大きな喜びと言えるでしょう。

新しい友達ができると、世界はぐっと広がります。一緒に趣味を楽しむのはもちろん、全く違う世界の話を聞いたり、知らなかった場所に一緒に出かけたりと、日常に新しい刺激が生まれます。それは、あなたの人生をより豊かに、より面白くしてくれるはずです。

もし今、「新しい趣味に挑戦してみたい」と少しでも感じているなら、それは心の奥底で新しい出会いを求めているサインかもしれません。勇気を出して、習い事の体験レッスンに参加してみる、SNSで同じ趣味を持つ人を探してみるなど、まずは小さな一歩を踏み出してみましょう。

その一歩が、あなたの人生を彩り、新しい世界へと導いてくれるかもしれません。ぜひ、心ときめく趣味から、新しい「仲間」を見つける旅に出てみませんか?

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