犬を飼う前に

犬を飼う前にチェックしておきたいこと。費用やメリットを徹底解説!

犬を飼いたい!犬を飼ったら癒されて幸せで…と夢が広がりますよね!

そんなあなたに、犬を飼う前に確認しておいてほしいことがあります。これから犬を迎える際に心に留めておくべきことや必要な準備、費用など、気をつけるべきことなどをまとめています。

ペットは大事な家族の一員です。
家族みんなが幸せになれるための方法を考えて実践していきましょう!

犬を飼う前に知っておきたい、準備・やるべきこと10つ

一生育てる気持ちを持って飼い始める

犬の寿命は約15歳と言われています。

子犬時代が可愛いからといって飼い始めても、成犬の期間の方が圧倒的に長いのです。人間のエゴで、もう育てられないということは絶対にできません。人間の子供と同じ、生き物です。ペットだからといて気軽な気持ちで飼い始めてしまうと、ペットが不幸になってしまいます。

  • 犬を飼い続けられる経済的余裕はあるのか(毎月の餌代・医療費など総額で20万円ほどかかります)
  • 毎日散歩に連れて行ってあげられるのか

上の2点はマストの条件です。
必ず最後まで看取る覚悟を持って飼い始めましょう。

迎える準備は大切

飼い始めるには犬を迎える準備が必要です。

まずは室内のケージ・トイレを用意しましょう。
昔は外犬として庭に放して飼うのが一般的でしたが、今は室内飼いが一般的になっています。

特にまだ子犬の場合、ケージの中が居場所、というように安心できる自分の居場所を作ってあげることはとても大切になってきます。

犬のサイズに合ったケージとトイレを用意してまずは家の中で過ごすことに慣らしていきましょう。

所在地登録

犬を飼い始めた場合、30日以内に所在地の市区町村で登録が必要です。

亡くなってしまった場合や、所在地が変わってしまった場合も人間同様手続きが必要となりますので、忘れないようにしてください。

マイクロチップ登録

マイクロチップは犬の名刺のような存在です。迷子になった場合にチップ内のデータを読み取ることで、飼い主を探すことができます。

現在犬へのマイクロチップの装着が義務付けられています。犬を飼い始めた30日以内にマイクロチップへのデータ登録の必要があります。オンラインでマイクロチップの情報を登録・更新できるので、忘れずに登録しましょう。

狂犬病の予防接種

犬を飼い始めたら30日以内に狂犬病の予防接種を行いましょう。
予防接種を終えると注射済票というものがもらえるので、首輪に鑑札と一緒につけます。

毎年1回は狂犬病の予防接種が必要です。翌年以降は4月〜6月に受けることが推奨されています。
こちらも忘れないようにしておきましょう。

混合ワクチン接種

混合ワクチンとは複数の病気の予防をできるワクチンです。
初年は3回〜4回の接種が必要となります。それ以降は健康状態が良ければ毎年ワクチンの接種を行いましょう。

かかりつけ病院を探す

いざという時に行きやすく、成長の過程もわかっている動物病院の存在は大切です。

犬を迎え入れたら、以下のポイントを押さえて早めにかかりつけの病院を見つけておきましょう。

  • 家から近い距離にある
  • 診療時間内に通える
  • 親身になってくれる先生かどうか

避妊・去勢手術

生後6ヶ月前後が避妊・去勢手術の目安になります。

去勢をすることで予期せぬ妊娠が防げるだけではなく、病気のリスクや無駄吠えが軽減されます。去勢はかわいそうと思うかもしれませんが、飼い主にとっても犬にとっても快適に過ごすために必要な手術です。

環境に慣れさせる

まずは新しい環境に慣らしてあげます。特にうるさい音などに慣れておかないと大人になってからもビクビクした性格になってしまいますので、できるだけいろんな場所に連れて行ってあげてくださいね。

闇雲にリードを繋げて連れていくのではなく、怖がりそうな場所は慣れるまでは抱っこをしてあげて危険ではないことを教えてあげましょう。

触り方

飼ったばかりの頃は手の匂いを嗅がせて、犬の受け入れ体制を作ります。

鼻や足、尻尾は初めは嫌がることが多いので、背中や顔周りなどを中心に撫でてあげましょう。慣れてきたら全身どこを触られても嫌ではないことを教えてあげましょう。

愛情も伝わりますし、人に触られることへの抵抗をなくす効果もあります。言葉が通じないと思うかもしれませんが、表情や感情などは言葉なしでも十分伝わります。アイコンタクトを取って視線の高さをできるだけ同じにして話しかけながら愛情を持って撫でてあげます。

撫で方が指先でちょっと触れるようなやり方だと、逆に嫌がられてしまいます。手のひらをしっかり使って安心できるように包み込んであげてください。

トイレトレーニング

ケージの中にトイレを設置します。大きさは犬よりも一回り大きなものを用意しましょう。
トイレフレームの中にトイレシーツを装着し、適時交換して清潔な状態を保ってあげましょう。

ペットショップによってはトイレトレーニングが済んでいる子もいますが、家が変わるとリセットされてしまう可能性もあります。

トイレトレーニングは以下のように行いましょう。

  1. トイレに行きたがっている時に、トイレの上へ移動させてあげる
  2. うまくトイレの中でできたら沢山褒めてあげる
  3. 失敗しても叱らず、さっと片付けるのみ(構ってもらえた、怒られてトイレが怖くなるなどがあるため)

散歩

犬の健康を保つために散歩は必須です。
以下が散歩の目安となっていますので、参考にしてみてください。

  • 小型犬なら、1日1~2回、一回あたり20分
  • 中型犬なら、1日2回、一回あたり30分
  • 大型犬なら、1日2回、一回あたり1時間

犬を飼うメリット

実家の犬

実家の犬です。可愛すぎます。

犬を飼うメリット①癒される、幸せになる

犬を飼う一番のメリットといえば、犬との生活が幸せなことです。

家に帰れば自分を待ってくれて必要としてくれる存在がいるのはとても嬉しいことですよね。
仕事が大変でも癒されますし、この子を幸せにするために頑張ろうという気持ちにもなれるかもしれません。

犬を飼うメリット②健康的な生活になる

毎日の犬との散歩や遊びで飼い主自身も健康になります。
犬と元気に遊ぶには飼い主も元気でいなくてはなりませんので一緒に健康的な毎日を送っていきましょう!

犬を飼うメリット③世界が広がり新しい交流が生まれる

散歩をしているとご近所さんとの交流が生まれます。

いわゆる犬界隈というものに属すことになるので、ペットの会話をフックに色々な日常会話が生まれる可能性があります。今までの生活になかった新しい世界が広がり、より一層日常が充実することでしょう。

犬を飼うデメリット

犬を飼うデメリット①犬中心の生活になり自分の時間が減る

一方でメリットは、自分の時間が減ってしまうことです。
ご飯やトイレ、散歩に遊びと何かと手がかかります。それが可愛いところなんですけどね!

自分1人の時間がなくなるのが嫌な人にとっては、構ってちゃんの性格のわんちゃんだと大変な場合もあるかもしれません。自分の性格に合った犬種や性格の子を迎えてあげましょう。

犬を飼うデメリット②経済的負担が増える

生き物を育てるにはお金がかかります。人間のように学費などがかかることはないのでそこまでではありませんが、年間30万円はかかると言われています。

病気にかかってしまえば人間以上に医療費がかかる可能性もあるので、ペット保険に入る場合もあるでしょう。自分の生活もままならない場合にペットを飼ってはいけません。

このタイミングなら幸せにしてあげられる、迎え入れられると思った時に、飼い始めましょう!

犬を飼うデメリット③旅行に行きづらくなる

犬を飼うと難しくなるのが旅行です。

旅行好きな人がなかなか犬を飼えない理由がこれです。
猫と違って散歩も必要ですし、忠犬のように待っている子が多いので寂しい思いをさせてしまいます。ペットホテルを利用することもできますが、人間がカプセルホテルに泊まるくらいの値段はかかってきますし、そもそも可哀想という思いが強く旅行へ行く気がなくなるかもしれません。

犬を飼うのにかかる費用

犬を飼うのに年間約25万円かかると言われています。

以下が内訳となっています。おおよその目安ですのでご参考までに。

食費5,000円 /月
狂犬病予防接種4,000円 /年
混合ワクチン5,000円〜10,000円 /回(初年は合計3〜4回、それ以降は1年ごと)
避妊・去勢手術30,000円〜50,000円
ペット保険1,500円~2,500円 /月
ペットホテル3,000円〜5,000円 /回
医療費60,000円 /年
備品20,000円 /年

犬を選ぶときのポイントと気をつけること

住んでいる物件が飼いたい犬のサイズがOKかどうか確認する

不動産物件によってペット可能・不可能だけではなく、小型犬のみ可能・猫だけ可能など詳細に制限が設けられている場合があります。

今住んでいる家がペット可能の物件の場合
その物件の管理人や不動産会社に連絡をしてどのサイズの犬なら可能かどうかを確認しましょう。

これから物件を探す場合
もしも飼いたい犬種や犬のサイズが決まっているなら、物件探しから始める必要があります。

散歩に毎日連れて行ってあげられるか

毎日の犬の散歩は必要不可欠になります。

特に大型犬は運動量が必要で、1回あたり1時間もの運動が必要ですので、その時間を確保できるか、それに付いていける体力はあるかどうかも重要なチェックポイントとなります。

犬に寂しい思いをさせないか

犬は猫と比べても寂しがり屋な一面があります。

それは犬は本来集団で生活する習性があるからです。
寂しい思いをすると留守番中にずっと鳴いてしまったり、部屋を荒らしてしまったり、体調がおかしくなってしまったりといった行動を取ってしまいます。

基本的にずっと1人でいるとストレスを抱えてしまう存在なのです。

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございます。
寄り添ってしっかりと愛情を与えてあげれば犬との生活はとても素晴らしいものになるはずです。犬は飼い始める前に生涯面倒をみると心に決めて、そのための環境づくりをしてあげてくださいね!

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