新NISA今から始めても問題ない?毎月積立で資産を作ろう
新NISAが2024年1月1日から始まり、いよいよ一般国民にも資産運用の時代が来ました。
働いたお金を貯金する時代はもう終わりに向かっています。
これから将来に向けて色々と準備を始めていきましょう。
今の日本で現状維持は貧困まっしぐら
ご存知の通り、銀行に日本円を預けても全くと言っても増えないですし、むしろATMの手数料でマイナスになっている人もいるのが現在の日本です。
インフレや円安も進み、食品や生活用品、電気代など生活に関わるほぼ全てのものは値上がりしています。国は税金を上げるばかりですし、年金制度も崩壊しているので特に若くなればなるほど大損をしてしまうのが現状です。若者は子供を産んで育てる余裕もなくなり、2023年の年間出生数は、75万8631人と統計開始以来最低の数字となっています。
改悪はされても改善される見込みはほぼないので、このまま何も対策もせずにいたら確実に貧困まっしぐらです。
私たちが金銭面でこれからできることは、①昇給を目指す②副業をして収入を複数持つ③投資をする
だと思います。
昇給を目指したり、副業を始めてみるのは一番身近にできることかもしれません。
インフレの今こそ資産運用
投資というと不動産投資や株式投資、投資信託、FX、仮想通貨などさまざまあり、難しく手を出しづらく感じられますがインフレの今だからこそ投資はするべきだと思っています。
インフレになれば商品の価格も上がり、企業の収益は上がりやすくなります。インフレになって給料が上がればいいのですが、従業員に還元される企業はあまり多くはありません。給料は一度上げると下げることが難しいからです。
それなら自分がその会社の一部を買ってその恩恵を受けましょう。
デイトレードをするような投資専門家のようなことは私たちには必要ありません。専門家はそもそも持っている元手が違いますし、日々研究し尽くしているからです。
私たちができることはチャートを見て平均よりも安いタイミングで買い、長期で持ち続けることです。頻繁に売り買いしてしまうと手数料もバカになりませんので、安定したチャートや配当、株主優待を得られる大手に投資して、会社を応援する気持ちで長い目で運用していきましょう。
投資は必ず余剰資金&分散投資する
もちろん投資というのは上がることもあれば下がることもあり、常にリスクを抱えているので余剰資金でやらないと下がった時に生活資金のために売ってしまって必ず損をします。
このくらいの額なら変動しても自分の精神に異常をきたさないだろうという範囲でやるようにしましょう。
また、1つの会社に全てを投資してしまうのは非常に危険です。
異なる業界への投資など分散しておけば下がった時でも合計ではプラマイゼロの場合があり、下手に売ってしまうのを防ぐことができます。分散しすぎると大きな利益は出しづらいのでバランスが難しいですが、下落したときに追加購入するくらいの余裕があると失敗しづらいです。
新NISAによって掛け金1800万円までの投資利益は期間無制限で非課税に
2024年1月1日から新NISAが始まりました。
今までもNISAはありましたが、さらに年間の掛け金と保有限度額が上がり、非課税期間も無期限に変更となり多くの国民が投資を始められる土台ができました。変更点は以下の図の通りです。
今までのNISA
つみたてNISA | 年に40万円まで | 保有限度800万円 | 20年間非課税 |
一般NISA | 年に120万円まで | 保有限度600万円 | 5年間非課税 |
新NISA
つみたて投資枠 | 年に120万円まで | 保有限度1800万円 (うち成長投資枠は1200万円) | 無期限非課税 |
成長投資枠 | 年に240万円まで | 無期限非課税 |
新NISA今から始めても遅くない?
結論から言うと全く遅くはありませんし、むしろ最近の上昇からの下落で辞めていってしまった人が多出しているのでむしろ始めやすい段階かもしれません。
コロナやリーマンショックのようなことが起きないとも言えないので、必ずずっと儲かる保証はありませんが、お金持ちの人のほとんどは株や投資信託、不動産投資などをやっています。
少額からコツコツとやることで積み立てていけますし、業界や市場、日本経済の勉強にも繋がります。身の回りにあるものへの見方が変わるのも面白いですし、株価を上げるためにも日本を盛り上げていかなきゃなという気持ちにもさせられますね。
初心者でも始めやすいのが投資信託
初心者にも始めやすいのが投資信託です。
投資信託は投資のプロが私たちの代わりに運用をし、その成果を分配してくれる金融商品です。
株式投資は値動きが大きいですし、配当金や株主優待がある企業もあったりしますが、投資信託は安定的に上がっている代わりに配当金や優待などはありません。
大きなお金を失うのが怖い人は、毎月同じ額を積み立てて後は放置するだけの投資信託がおすすめです。
同じ額を毎月積み立てることで、ドルコスト平均法というリスクを抑えた購入の仕方ができます。価格が下がった時に多く買うことができ、上がった時に少なく買うことができるからです。
今話題のインデックス投資で人気のS&P500は、直近10年間における年平均リターンは約14.7%と凄まじい数字を出しています。ずっとこれが続くかはわかりませんが新NISAも始まったばかりですし、積み立て続ける人も多いでしょうからまだまだ伸びていくのではないでしょうか。
とは言っても浪費をしたら意味がない。家計簿をつけよう
せっかく投資でお金が増えたとしても月々の出費が増えてしまっては意味がありません。
投資家の人たちは実はとてもケチです。無駄なことにはほとんどお金を使いませんし、物を買っているように見えても資産になるような車や時計、ブランド品しか買っていないんです。
逆にお金のない人はコンビニ飯やUber Eats、カフェや外食、ゲーム課金、Amazonでなんとなく欲しいと思ったものなど平均より高いものを日常的に買ったり、時間を浪費するものや無駄なものにお金をかけがちです。私もそうなので直したいところです…
増えた分浪費していては一向にたまりませんので、家計簿を付けて何にどのくらい使っているかを把握することから始めましょう。
おすすめは、マネーフォワードです。
4口座までは無料で登録ができるので、クレジットカードでほぼ生活するなら食費や通品費・日用品など細かく分類できますよ。
固定費の見直しが重要。余剰金を投資に回す
外食を控えて自炊をする、課金を控える、など抑えられる浪費は多数ありますが、一番削減しやすいのは固定費です。
家賃やネット料金、水道光熱費、サブスクなどです。
よく家賃は手取りの3割と言われていますが、それはかなり高く2割以下が最適だと思っています。
ネットも格安SIMを使っていても通信速度は変わらないので変更したところ、約8000円から約3000円になりました。
飲み水もペットボトルをAmazonでまとめて購入して安くは収めていたのですが、蛇口に浄水器を取り付けることでさらに低く抑えることができましたし、場所も労力もかからなくなりました。
サブスクも日々見直しを行ったり、不用品はメルカリで売るなど余計なものやサービスは持たないようにしています。そうやってできたお金を投資に回していくことで、さらに増える仕組みができていきます。
まとめ 新NISAを始めるなら今
ここまで今の日本の現状や投資、新NISAをやるべき話などお話ししてきましたがいかがでしたでしょうか?
今や国も誰も将来のことは守ってくれません。
制度が整った今、早めに自分で調べて対策していきましょう。