冬のキャンプの醍醐味とは?雪山サイトの楽しみ方
冬のキャンプは寒いからできないと思っていませんか?
実は冬ならではのキャンプの楽しみ方があります。一度行ってしまえば寒さよりも楽しさが優ってまた行きたくなってしまうこと間違いありません。
今回は冬ならではのキャンプの楽しみ方についてお話をしていきたいと思います。
冬キャンプでの楽しみ方
雪の中で囲う焚き火が最高
雪の中で囲う焚き火は、そうじゃない時の焚き火と一味も一味も違います。
なんせ寒空の下にいるので、火がないとそもそも寒くてその場にいられないからです。
火のありがたみをこれまでか!というくらいに感じられる貴重な時間です。「絶対絶対火が消えないように頼むよ!」と、普段のキャンプでは聞かないワードが飛び交います。
そんな非日常の時間はとてもかけがえのない、忘れられない思い出になります。火を囲んで色んなことを語り合う時間は素敵なものです。デジタルの世界や忙しない日常は一旦忘れて、ゆっくりその時をまっすぐに楽しむこと、それは大人になってからできる最高の贅沢だと思います。
鉄板でお肉を焼けば気分は最高潮に
キャンプと言えばBBQですよね。
お昼ご飯は焚き火台と鉄板を使ってお肉を焼いちゃいましょう!
澄んだ冬の空気にお肉の香りが一気に立ち込めて、あっというまに幸せ空間のできあがりです。
自分たちで点けた薪の火を使って焼いて食べるお肉の味は格別です。バラ肉でもいいですし、ステーキ肉をまるまるそのまま焼くのもワイルドで大盛り上がりします。
見てください、この素晴らしい光景。間違いなく優勝ですね!
ビールとステーキ肉をほお張って、最高のキャンプ飯を楽しんじゃいましょう!
雪合戦でバトルする
雪があるならやはり雪合戦はやっておきたいですね!
こちらは友人夫婦ですが、日頃の鬱憤と愛情を雪のボールに込めて投げ合っていました。家ではさすがにお皿の投げ合いはできないので、こういった大自然の中で遊び感覚で楽しめるのは刺激的です。
徐々にみんなで雪合戦大会になっていって、最終的にはかなり本格的な戦いとなりました。本気で雪合戦するのも悪くないですよ。
つららを使って魔法使いごっこをする
遊具に綺麗なつららがいくつもできていました。
つららを触る機会は今までほとんどなかったので、とても感動しました。太陽にかざしてみるとキラキラと光って美しい。
そんな風につららを眺めていると、どこからともなく「エクスペクト・パトローナム」と呪文を唱える声が聞こえてきました。そうです、魔法の杖です。魔法の氷の杖を手にして大の大人がキャッキャっと戯れています。3人集まってグリフィンドールの3人組のできあがりです。
童心に帰って遊び尽くす楽しさぜひ体感してみてほしいです。
冬景色を堪能する
他の季節では味わえないのがないといっても雪化粧の景色。
遊具は凍り、屋根にはうっすら雪が積もり、真冬の空は遠く澄んでいて心まで白く洗われていきます。
1日遊び尽くしたら、朝方白い息を吐きながら座って景色を眺めるのをおすすめします。
楽しかったキャンプを振り返ったり、今自分が抱えている心配事などもここで清算します。家だと思考回路が同じままで解決しなかったことが、大自然の中だと案外スッキリすることがあるかもしれません。
この光景を五感で楽しめたら、あなたは冬のキャンプマスターです。
冬におすすめ!長野県信州とうみオートキャンプ場グランタ
今回冬のキャンプで宿泊したのは、長野県の信州とうみ オートキャンプ場 Glänta グランタ。
フリーサイトや電源付オートサイトなどが一般的ですが、ここグランタにはトレーラーキャビンがあります。どんなに寒くてもトレーラーキャビンに宿泊すれば、暖房や電源も完備されているので安心です。
受付管理棟では薪も買えますし、カフェ&バーもあります。
どうしても寒くて難しい場合、そこで済ませることもできます。私たちは夜ご飯はこの場所をお借りして、焼きそばや焼きものを作って食べました。お酒はバーで買えるので最高です。
最後にはオーナーご夫婦と一緒に団欒して、キャンプの素晴らしさについて語り合う良い時間となりました。
朝は外ではなく、室内のコンロをお借りして前日の食材の残りを使って朝食を作りました。
太陽が昇っている間は外でアウトドアクッキング、寒さでそんな状況じゃない場合は室内で済ませられるこの環境は真冬キャンプにぴったりでした!
冬キャンプの必需品・寒さ対策
キャンプはやっぱりどうしても寒さが厳しいですよね。特に冬のキャンプとなればしっかりと事前に準備をした上で行かないと、一泊を過ごすのはかなり大変です。
雪山でのキャンプの必需品や防寒着などをご紹介していきますので、ぜひ冬のキャンプの服装など参考にしてみてください。
上半身
UNIQLOの極暖ヒートテック+もこもこフリース+アウトドアアウターorダウンジャケット+マフラーやネックウォーマー+防水手袋+ニット帽
この組み合わせなら氷点下を下回っても、寒さで凍えることは少ないです。
インナーをしっかり着込むことで体感気温はかなり変わってきます。汗や雪で濡れる可能性もあるので、ぬかりなく何枚か準備しておきましょう。
下半身
UNIQLOの極暖タイツ+ダウンパンツ+ヒートテック靴下+ウールソックス+完全防水のもこもこブーツ
寒さは足元からくる場合がほとんど。雪の冷たさが足に伝わらないように、厚手の靴下を履くのは必須です。厚手のソックスだけだと物足りない場合は、ヒートテックの靴下を下に忍ばせましょう。
手持ち小物
湯たんぽやホッカイロ、ブランケット
湯たんぽやブランケットがあるとキャンプで便利です。ホッカイロもいいですが、湯たんぽならお湯が冷えてもそのまま直火やガスバーナーで温めることができるのでとても便利ですしコスパもいいですよ!
真冬には大きめの湯たんぽがあれば寒さはしのげそうです。
キャンプ用品
冬用シュラフ、石油ストーブまたは電気ストーブ
寝袋(シュラフ)は冬用のあったかいものを使いましょう。また、電気があれば電気ストーブ、なければ石油ストーブがあれば安心ですね。もちろん焚き火で温まるのがキャンプの醍醐味ですが、ストーブを使ってしまうのも手です。
ただ、密閉された空間のテントなどでつけてしまうと一酸化中毒になってしまうので、十分に換気のできる環境で使ってくださいね。
風除け
テントに冷たい冷気が入ってきてはいくら防寒対策をしても無駄になってしまいます。なるべく風が吹かない場所を探して設置しましょう。
また、風除けを設置してあげると格段に体感気温が上がります。焚き火の陣幕としても使えて燃焼効率も上がるのでぜひ試してみてください。
キャンプギアの必須アイテムについてはこちらの記事でまとめていますので、こちらもご覧ください!
しっかり準備して冬キャンプを存分に楽しもう!
いかがでしたでしょうか。
今回は冬キャンプの醍醐味や、そのための防寒対策などをお伝えしてきました。
冬でしか味わえないキャンプの楽しさが伝わってくれたら嬉しい限りです。極限状態でやるキャンプだからこそ生まれる一体感や、自然の素晴らしさ、普段の生活の便利さなど様々なことに気付かされる経験ができるはずです。
しっかり防寒対策やキャンプの準備を整えた上で冬キャンプを楽しみましょう!