【銀山温泉の冬】絶景の雪景色と日本一の料亭料理に酔いしれる!旅行記
山形県にある温泉地、銀山温泉。
大正浪漫溢れる独自の世界観と雪が織りなす美しさ。冬の夜の景色はまるで千と千尋の世界です!
今回は、冬に行きたい絶景スポットだと聞いて、真冬の2月〜3月にかけて2泊3日の温泉旅行をしてきました。写真たっぷりの旅行記として楽しんでいただけたらと思います。
この冬、銀山温泉で身体を温め地の物のご飯を食べて、日本の冬を満喫しましょう!
冬の銀山温泉は雪国。そば屋 伊豆の華の鴨南蛮そばが絶品!
銀山温泉に行くには、新幹線とバスを使います。
東京駅から山形新幹線に乗り、大石田駅で下車。駅から銀山線という路線バスに40分程乗ると到着です。
少しアクセスは大変ですが、目的地に着くまでの間でいろんな景色の変化を楽しむことができて、移動も楽しいんです!
道路の脇には身長より高く雪が積もっていて、東北特有の光景を目にすることができます。こんな景色は初めてだったので、到着するやいなや気持ちが高鳴ってしまいました!
メイン通りに行くと足湯があったり、温泉の手洗い場があったり。
温泉にまつわる様々な工夫が随所にあしらわれていました。
温泉の上に浮かぶアヒルのマスコットが可愛くて、ついつい写真を撮ってしまいます。
お昼ご飯は鴨南蛮そば!
伊豆の華という蕎麦屋さんでいただきました。
店内の雰囲気も情緒があって安らぎます。
出汁にたっぷりと鴨の旨みが凝縮されていて美味しい!ネギも焼かれているので香ばしい香りが食欲をそそります。
寒い日に熱い鴨南蛮そば。絶品でした!
歩いていると、山形のさくらんぼを使った、さくらんぼサイダーというものを見つけたのでお昼ご飯後に一本いただきました。パッケージもポップで可愛いですね。
スカッとサイダーの炭酸が身体に染み渡って爽快!
さくらんぼのちょうどいい甘さがやみつきになりそうです。
昼間の銀山温泉の風景はこんな感じで、雪に覆われた2本の道と川と橋。情緒ある通りで時間の流れがゆっくりと感じます。
NHK連続ドラマの「おしん」の舞台になったことから脚光を浴び、有名な温泉街として知られることとなります。
また、銀山温泉では川沿いから源泉が湧き出ていて、それを内湯にして旅館が建てられているそうです。出羽の名湯として知られていて、湯花が入っている乳白色のお湯です。
夜の銀山温泉は煌びやか。浴衣や袴を着て練り歩こう
冬なのであっというまに日が沈み、気がつけば夜に。
月と街並みの明かりがぽっと灯り、昼とはまた違った情景を楽しむことができます。
ガス灯の明かりとノスタルジックな雰囲気は、まるでジブリの千と千尋の世界。
こんな美しい景色の中、浴衣を着て歩くだけで違う世界にワープしてしまったかのような気持ちになります。
宿泊する旅館では浴衣や袴の貸し出しがされています。
私が1泊目に宿泊した銀山荘では、こんな素敵な袴を借りることができました。自分で袴と浴衣、羽織の組み合わせを考えるのもとても楽しかったです。自分のお気に入りの一枚を見つけて、大正ロマンの街 銀山温泉の風景に溶け込んでしまいましょう!
こちらの写真、撮影した場所は能登屋旅館です。こちらの撮影スポットはとても人気で、観光客同士順番に撮影をしていました。
日が暮れた後の足湯も最高です。
オレンジ色にぽっと灯された電灯を眺めながら、じんわりと足から温まるのを感じます。
足湯も等間隔空いてベンチが置かれているので、プライバシーに配慮があるのもいいですね。夕食前に冷えた身体を温めて時間をつぶすのにもってこいの場所でした。
銀山温泉の夜空は綺麗で、街灯が明るいにもかかわらず星空も確認できます。空には余計なものが何もないので冬空がとても美しかったです。
昼の賑やかさと夜のしっぽり黄昏る時間、どちらも楽しめるのはなんとも贅沢ですね。
人生で一番美味しい夕食!?旅館 銀山荘の食事が素晴らしかった!
銀山温泉のエリアには、なんと13軒の旅館が存在します。
1泊目はその中でも露天風呂が一番広いと書かれていた銀山荘に宿泊することにしました。
和の落ち着いた空間が印象的で、ゆったり過ごすのにぴったり。純和室のお部屋で銀山川を眺めながら最高の1日を過ごすことができます。
一泊過ごしてみて一番印象的だったのは、夕食でした。
実は宿泊したのは2年前なのですが、今思い返しても今までで食べてきたどの夕食でも一番美味しかったと色濃く記憶に残っています。
まず初めに旬彩には、庄内浅葱 鰰南蛮 秘伝豆 鴨チーズ 磯貝串 河豚川煮凝り。
蔵王サーモンと地場野菜のカルパッチョ。
山形黒毛牛ローストなど、新鮮な地の食材を使った料理が出てきました。
ひとつひとつが丁寧に調理されていて、どれを食べても絶品!ぜひ銀山温泉に行ってみたら銀山荘の夕食を食べてみてほしいです!!
2、3月は雪で道が封鎖!?自然の猛威に驚く
翌朝、朝食を食べた後に少し散策をしようと外へ出てみました。
銀山温泉に行ったのは2月後半から3月の頭にかけてだったのですが、とにかく雪がすごかったんです。
見てください、この埋もれてしまった標識を!
銀山温泉の通りをまっすぐに行くと、自然の中を散策できると書かれていたので行こうとしたのですが、ご覧の通り雪で道がなくなって通行止めになっていました。
その先の道はこんな感じ。
どう考えても歩けませんね。奥の橋なんて雪で埋もれてしまっています。
先へ歩けなかったのは残念でしたが、旅は予想がつかないことがたくさんおきますがそれも醍醐味。こんな景色を見れる機会はなかなかないので貴重な経験になりました。
和風モダンな旅館、古山閣
2泊目は古山閣(こざんかく)という旅館に宿泊しました。
旅館内は木造4階建て。モダンな雰囲気と大正ロマンが入り混じる和洋折衷な雰囲気です。
エントランスのお花がおしゃれでつい写真を撮ってしまいました。
中には大きな柱時計があり、一気に大正時代の世界に引き込まれます。
古山閣でももちろん浴衣を借りることができますよ!
古山閣では洋食のコースをいただきました。(和食も選べます)
山形の食材を使ったイタリア料理や、イタリアンワインを楽しむことができます。
ワインはタケダワイナリーのペティアンロゼ。そして並びにはオーガニックトマトジュースがありました。
チョイスがとてもイタリアン。料理に合いそうですね。
チーズのかかった濃厚なミートソースのペンネ。
お皿が雪の結晶のようで、ここにもこだわりがありそうです。
肉厚ジューシーな山形牛は赤ワインソースと一緒にいただきます。
銀山温泉の旅館はどこもどうしてこんなにも料理が美味しいんでしょうか?不思議です。
まだ行ったことのない旅館の料理も試してみたくなるほど、銀山温泉全体の食へのこだわりを感じることができました!
また来たくなる冬の銀山温泉
雪がシンシンと降り積もる山形の銀山温泉。
澄んだ空気と地の新鮮な食材をいただいた後、ゆっくりと温泉に浸かったら悩みなんてどこ吹く風。リフレッシュにぴったりの場所です。
東京からのアクセスは少し大変ではありますが、バスで揺られながら見る雪景色は風情があって素敵ですよ。ぜひ今から始まる冬の季節、銀山温泉に行ってみませんか?