目立たない弱さ 横浜FC開幕戦をスタンドから観戦した感想
2月24日、土曜日。
横浜FCはJ2開幕戦をホームで迎えたわけですが、結果は1:1の引き分け。
この結果を「最悪を回避しながら希望を見た」と捉えた人が多いと思います。
私もその一人で、横浜FCをパートナー企業として昨年から応援しています。サッカーへの情熱も去ることながら横浜FCへの熱量が増え続けている今、引き分けという結果にそこまでネガティブな印象はありません。
スタンドに響き渡る7000人の声援が後押しに
ありがたい事にパートナー席で観戦させて頂きました。その席はメインスタンド中央にあります。フィールド全体を見回すにはとても良い席で、DFラインやセットプレーのポジショニングもはっきりと目に写り、改めてサッカーの構造を見ている気がします。
私から見て左側は横浜FCホーム。
ゴール裏には、虎のように鋭い視線とマグマのような情熱を横浜FCに注ぐ方々。あの声量は、確実にスタジアムに来た7000人の体温を上げています。体温も上がり、目頭まで熱くなりあっつあつの中で見るサッカーは、いくら爽やかなブルーを基調としたユニフォームであっても、クールダウンにはなりませんでした。
右側に見えるのは、鮮やかなオレンジが跳ねるレノファ山口FCの皆さん。
リズミカルなチャント(応援歌)はとても耳心地が良く、ゴールの時の旗振りもとてもきれいでした。気になったのが、チャントの中で相槌の様に一人の甲高い声が響くんです。きっと一人でやっているのだと思うのですが、物凄い声量でスタンドまで届き、びっくりしました。選手やベンチにも確実に届き、後押しをしているのだなっと改めて感激でした。
キックオフパーティーで感じたクラブ全体の誠意と優しさ
開幕前に、横浜FCキックオフパーティーにご招待頂き出席しました。
クラブとしての目標や決意表明を間近で聞くことができ、とても貴重な体験でした。
ほとんどの選手がキャンプを終えたばかりなのに参加され、直接お話も伺うことができました。そのような経験をすると、フィールドで戦っている選手への見方も変わり、また一つ気持ちがのって応援するように心が動きました。
やはり必要なのは、触れ合うこと。
ヒトが戦って、それをヒトが応援して、一緒に悔しがって喜んで。もちろん、勝ち点1では満足できない、選手起用や戦術など納得できないなど意見はあると思いますが、私がクラブから感じるのは「誠意」であり、ヒトのような「優しさ」です。
パートナー企業という立場で対応してくださっているのも少なからずあると思いますが、たくさんの横浜FCサポーターが「応援していきたい」という想いの中にクラブの「気持ち」を感じ取っているのではないかと思いました。
次の試合にむけて
開幕戦ではさほど目立たなかったチームの弱さ。スタジアムの雰囲気作りが要になっていると思います。もっともっと横浜FCへ想いを寄せる人を増やし、横浜FCのスタジアムである三ツ沢球技場で聞ける歓声を強くできるよう、私も何かできないか考えていきたいです。
次節は3月2日アウェーで vs 大分トリニータ
大分トリニータさんも開幕を引き分けていて、お互いに勝利が欲しいところです。
レゾナックドーム大分まで観戦に行かれる横浜FCサポーターの方々、お気をつけて!私は行けなくDAZN観戦ですが、チームへの熱い声を宜しくお願いします!